PARM アーモンド&チョコレートの値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | PARM(パルム)アーモンド&チョコレート |
内容量 | 58ml×6本 |
参考小売価格 | 650円(税別) |
原材料 | 乳製品(国内製造、ニュージーランド製造、その他)、準チョコレート、砂糖、水あめ、アーモンド、加糖卵黄(卵黄、砂糖)/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類)、(一部に卵・乳成分・アーモンド・大豆を含む) |
栄養成分 1本(55ml) |
エネルギー 167kcal たんぱく質 2.2g 脂質 11.8g 炭水化物 13.1g 食塩相当量 0.04g |
発売日 | 2008年3月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2008年3月~ | 58ml×6本 | 450円 |
2008年11月~ | 58ml×6本 | 500円 |
2018年3月~ | 58ml×6本 | 550円 |
2018年3月~ | 58ml×6本 | 580円 |
2022年6月~ | 58ml×6本 | 580円 |
2023年3月~ | 58ml×6本 | 610円 |
2024年9月~ | 58ml×6本 | 650円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2008年11月 450円→500円 |
冬季限定パッケージを対象とした「PARMステキなオリジナル時計プレゼント」キャンペーン実施。 |
2018年3月 500円→550円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
2022年6月 550円→580円 |
原料である輸入乳原料、油脂、チョコレート、砂糖等の世界的需要増加により原料価格が高騰。包装資材も高値で推移しており、企業努力によるコスト低減が限界を超える水準に至ったため。 |
2023年3月 580円→610円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
2024年9月 610円→650円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇していることに加え、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、これらの傾向は今後も継続することが予想されるため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
2008年 348ml 450円 | 食@新製品 |
2008年 500円に値上げ | 食@新製品 |
2018年 550円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2022年 580円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 610円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2024年 650円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
PARM アーモンド&チョコレートの値上げ解説
バニラアイスにチョコレートをコーティングしたオーソドックスなPARM(パルム)チョコレートに対し、アーモンド入りのチョコレートでバニラアイスを包んだものが「PARM アーモンド&チョコレート」になります。
公式サイトでも「PARMのワンランク上」と位置付けているように、普通のパルムに比べ価格が高いという特徴が。現在は100円の差が付いている。
パルム アーモンド&チョコレートが発売されたのは素のパルムから遅れること3年、2008年の春。当時の内容量は現在と変わらない58ml×6本入りで価格は税別450円でした。この時点で通常のパルムは350円だったので100円高いことに。
そして発売から1年も経たない2008年11月には500円に値上げ。同時期にパルム チョコレートも値上げされるも380円だったため、その差は120円になっていました。とにかくプレミアム感を演出したかったのだろう。
その後2015年にオーソドックスなパルムが420円に値上げされたものの、アーモンド&チョコレートは500円で据え置き。「相対的にちょっと買いやすくなったかな」と思っていたら2019年になって一気に550円へ。
また、2022年6月には原材料価格や包装資材の高騰を理由に580円に値上げし、2023年3月にも同様の理由により610円へ値上げ。2024年9月もほとんど同じ理由で650円に。「原材料や包装資材の高騰」って書いときゃいいやって感じ。
それにしても58ml×6本で650円…さすがに高すぎやしないか? 通常のパルムのマルチパックが55ml×6本で550円。一方、内容量はほとんど同じにもかかわらずアーモンド&チョコレートのほうが100円高いわけだ。結局元の鞘(100円差)に収まったのね。
パルムのアーモンド&チョコレートがいかに割高であるか説明するために、同様にチョコレートコーティングとアーモンドチョココーティング両方をラインナップしているロッテのハーシーと比べてみよう。
ハーシーはチョコレートアイスバーが53ml×7本の計371mlで、アーモンドチョコレートアイスバーは50ml×6本の計300ml、そして価格はどちらも420円だ。となるとアーモンドチョコは約19%高い(量が少ない)計算になる。
じゃあパルムはどうか?
価格面ではチョコレートが550円、アーモンド&チョコレートが650円だから、チョコレートに対し約18%高い。一方で内容量はアーモンド&チョコレートの方が約5%多い。
価格が18%高く、内容量は5%多い…グラムあたりの単価で計算すると、通常のパルムに比べ12%ほど割高ということになる。ハーシーのチョコとアーモンドチョコの差と比べてみても、明らかにパルムの方が………割安でした。
森永乳業様…650円という価格の印象から勝手に割高だと決めつけてしまってサーセン(反省なし)。失礼ついでにもうちょっと安くしてくれねぇっスかねぇ?(クズ)
このパルム アーモンド&チョコレート、味はもう見事なまでにパルム。原材料もアーモンドが入っている以外は完全に同一で、余計な小細工はせずパルムのチョコレートにアーモンドを混ぜるのみに留めている印象。美味しいに決まっている。
あえて違いを挙げるなら、アーモンド&チョコレートのほうが無脂乳固形分が1.0%多く8.0%となっている点か。一方、乳脂肪分はどちらも種類別アイスクリームの条件を満たす8.0%。
値上げも相まって気軽に手を出せる価格ではなくなってしまったパルム アーモンド&チョコレートですが、味は折り紙付きなのでたまには自分へのご褒美に買ってみたいと思う。半額セールの時に。