北海道あずきの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | 北海道あずき(旧北海道あずき甘味処) |
内容量 | 180ml |
参考小売価格 | 180円 |
原材料 | 小豆甘納豆、乳製品、砂糖混合果糖ぶどう糖液糖、砂糖、植物油脂、水あめ、食塩、でん粉/トレハロース、香料、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、紅花色素、(一部に乳成分を含む) |
栄養成分 1カップ(180ml) |
エネルギー 224kcal たんぱく質 4.4g 脂質 3.1g 炭水化物 44.5g 食塩相当量 0.12g |
発売日 | 2001年頃? |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2001年7月時点 | 210ml | 150円 |
2015年頃 | 180ml | 150円 |
2017年頃 | 180ml | 160円 |
2019年3月 | 180ml | 180円 |
2021年~ | 販売終了 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
210ml→180ml | なし |
150円→160円 | なし |
160円→180円 | 物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
2001年 210ml 150円 | 森永乳業 商品情報 |
2017年 180ml 160円 | 森永乳業 商品紹介 |
2019年 180円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
北海道あずきの値上げ解説
森永乳業のマイナーアイスである「北海道あずき」は、地味な存在ながらこっそりひっそりと値上げや実質値上げされている商品。
そもそもこの北海道あずき、期間限定の発売が頻繁に行われているのか、メーカーから「載せる価値がない」と判断されているのか定かではないが、過去の森永乳業やエスキモーのサイトを見ても商品情報が掲載されていないことが多い。
森永乳業のアイスのヒストリーを見ても、味わいソフト同様載っていないし、リニューアルや派生製品の発売もほとんど行われていない。メーカーにとってどうでもいい存在なんだろうな。
そんな背景もあって北海道あずきがいつ発売されたのかは定かではないものの、最古のものでは2001年に存在が確認できる。その際の規格は内容量210ml、価格は税別150円となっています。
その規格は10年以上にわたって変更されていません。しかし2015年頃になると価格を据え置いたまま内容量を180mlに減らす実質値上げが行われます。減少率は約14.3%と比較的大きな内容量減。
その後2017年頃には160円に値上げされており、2019年には180円に。2015年からたった4年で内容量は14.3%減らされた一方、価格は20%値上げされたことになり、森永乳業の容赦のなさが伺える。
ただ、2022年6月に多くのアイスが値上げされた際、北海道あずきの値上げは見送られている。さすがに良心が痛んだか…と思いきや、2021年に販売を終了していたらしい。
余談だが、北海道あずきという商品は明治乳業にも存在し、練乳入り氷とバニラアイスの上にたっぷりの小豆が乗っている点も一緒なら、価格や内容量もほとんど同じ。
どっちがパクったのかは分からないが、少なくとも2001年から存在が確認できる森永乳業の北海道あずきに対し、明治の北海道あずきは2003年発売らしい。ま、パクリパクられは産業界の常だが。
この森永乳業の北海道あずき、比較的長い歴史があるにもかかわらず、近年の公式サイトに掲載されている順番は一番最後。
一応MOWやパルムより古株なんだけど、森永乳業の北海道あずきはなんでここまでぞんざいな扱いを受けているのだろう?と思っていたら販売終了。なるほど、販売終了に追い込まれるほど売れていなかったから雑な扱いだったのね。
なお、2022年に「MOW PRIME(モウプライム)ダブル北海道あずき」が発売。これが北海道あずきの事実上の後継商品かもしれない。また2023年には「やみつきあんバター」なる商品が。
しかし、モウプライムのダブル北海道あずきは内容量は105mlで税別190円。種類別アイスミルクとはいえ、180mlで180円だった北海道あずきに比べ凄まじく量が少ない。やみつきあんバターも120mlで168円と、やっぱり少ない。
北海道あずきを販売終了したものの、思いのほか惜しむ声が多かったのかも。
以前の北海道あずきよりモウプライムのダブル北海道あずきの方が美味しいのだろうが…普通のモウより高いんだから、もうちょっと量を増やしてくれよと言いたい。