PARM(パルム)の値上げ情報
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|---|---|
| メーカー | 森永乳業株式会社 |
| 商品名 | PARM(パルム) |
| 内容量 | 90ml |
| 参考小売価格 | 180円(税別) |
| 原材料 | 乳製品(国内製造、ニュージーランド製造、その他)、準チョコレート、砂糖、水あめ、卵黄/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類)、(一部に卵・乳成分・大豆を含む) |
| 栄養成分 1本(90ml) |
エネルギー 230kcal たんぱく質 2.7g 脂質 15.2g 炭水化物 20.6g 食塩相当量 0.06g |
| 発売日 | 2005年5月 |
| 価格・内容量推移 | ||
|---|---|---|
| 年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
| 2005年5月~ | 94ml | 150円 |
| 2009年12月~ | 90ml | 120円 |
| 2015年3月~ | 90ml | 130円 |
| 2019年3月~ | 90ml | 140円 |
| 2022年6月~ | 90ml | 150円 |
| 2023年3月~ | 90ml | 160円 |
| 2024年9月~ | 90ml | 170円 |
| 2025年9月~ | 90ml | 180円 |
| 値上げ理由・建前 | |
|---|---|
| タイミング | 公表内容 |
| 2015年3月 120円→130円 |
世界的な需要増加による乳原料やチョコレートの価格高騰、エネルギーコストの上昇により。 |
| 2019年3月 130円→140円 |
物流費や人手不足による人件費の高騰、一部原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が自助努力で吸収可能な限界を超えたため。 |
| 2022年6月 140円→150円 |
原料である輸入乳原料、油脂、チョコレート、砂糖等の世界的需要増加により原料価格が高騰。包装資材も高値で推移しており、企業努力によるコスト低減が限界を超える水準に至ったため。 |
| 2023年3月 150円→160円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。 |
| 2024年9月 160円→170円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇していることに加え、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、これらの傾向は今後も継続することが予想されるため。 |
| 2025年9月 170円→180円 |
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇していることに加え、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、これらの傾向は今後も継続することが予想されるため。(コピペ) |
| 参考サイト | |
|---|---|
| 公式サイト | 森永乳業株式会社 |
| 2005年 94ml 150円 | 日本食糧新聞 |
| 2009年 90ml 120円 | 食@新製品 |
| 2015年 130円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
| 2019年 140円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
| 2022年 150円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
| 2023年 160円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
| 2024年 170円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
| 2025年9月 180円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
PARM(パルム)の値上げ解説
森永乳業の大ヒットアイス「PARM(パルム)」。プレミアムアイスと比べても遜色ない上質な味わいにもかかわらず、価格を極力抑えるという戦略が功を奏している中価格帯プレミアム風アイス。
6本入りマルチパックの印象が強いパルムですが、2009年12月にサイズを大きくした単品(パーソナルアイス)のパルム<チョコレート>を発売。当時の内容量と価格は90ml税別120円。
しかし、実はこれ以前にも1本入りのオーソドックスなパルムが販売されていた時期も。メーカーのサイトなどを見ても“無いこと”になっている雰囲気だが、マルチパックのパルムが発売された2005年に内容量94ml、価格150円の単品パルムが確かに存在した。
…94mlで150円って、当時としては明らかに高くね?
パルムが発売された当初、メインとなるマルチパックは60ml×6本計360ml入りで350円と、今では考えられないくらい安かった。にもかかわらず単品は94mlで150円。かなり値上げされた現在は90mlで180円になっているけどね。
ちなみに、発売時にやたらと高かった理由は…

箱入りだったから?
現在、パルムの中でも特にプレミアム感を演出したい特別な期間限定商品などは、単品でも箱のパッケージを採用していますが、当時は素のパルムが箱入りであり、そして無駄に高かった。ハーゲンダッツを意識したか?
で、2年余りで姿を消すと。
話を戻します。2009年12月に内容量90ml、税別120円で再発売された1本入りのパルムでしたが、2015年3月に130円へと値上げされ、2019年140円、2022年150円、2023年160円、2024年9月170円、2025年9月には180円に。一方で内容量は据え置き。
90mlで180円…どう考えても安くはない。10ml×6個で180円のピノほどではないにしろ、同じ種類別アイスクリームのMOW(140ml/180円)と比べると明らかに高いよね。
一方でプレミアムアイスであるハーゲンダッツに比べればかなり安い。かつてプレミアムアイスの名を欲しいままにし、そしてハーゲンダッツにその座を奪われたレディーボーデンと同じくらいのランク付けになるか。まさに中価格帯、それがパルム。
とはいえ味は文句なく美味しい。内容量を考えれば価格は安くないが、味はプレミアムアイスにも引けを取らない。
チョコレートコーティングとはいえ一般的なそれのパリパリ感はなく、中の濃厚なバニラアイスと一体化したかのようなしっとり感。チョコがしっかりと主張する一方でバニラの存在を邪魔しない絶妙なさじ加減。
これ食べた後、同じチョコレートコーティングのバニラアイスというカテゴリに属する特デカチョコバーを食べようものなら、そのあまりの軽薄さに絶句すること必至。高倉健の映画を見た後に山Pのドラマ見るようなものですよ。
ディスカウントストアやスーパーの特売でたまに半額以下で売っていることがあるので、そんな時は積極的に買っていきたい。私のような底辺の貧乏人でも中流階級の味を堪能できる数少ないチャンスである。
2009年の発売以来6度値上げされているとはいえ、価格は普通の単品アイスと同じ180円。内容量の少なさに目をつぶれば贅沢なひと時が味わえます。


































