チェリオ マルチパックの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 森永乳業株式会社 |
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商品名 | チェリオ チョコ&バニラ(マルチパック) |
内容量 | 45ml×5本 |
参考小売価格 | 420円 |
原材料 | チョコレートコーチング(国内製造)、準チョコレート、砂糖、乳製品、植物油脂、水あめ、クッキーチップ、加糖卵黄(卵黄、砂糖)、でん粉/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類、寒天)、アナトー色素、カロテン色素 (一部に卵・乳成分・小麦・アーモンド・大豆を含む) |
栄養成分 1本(45ml) |
エネルギー 153kcal たんぱく質 1.5g 脂質 10.7g 炭水化物 12.7g 食塩相当量 0.03g |
発売日 | 2003年3月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2003年3月~ | 60ml×5本 | 300円 |
2015年3月~ | 55ml×5本 | 330円 |
2019年3月~ | 50ml×5本 | 350円 |
2022年6月~ | 50ml×5本 | 380円 |
2023年3月~ | 50ml×5本 | 400円 |
2024年9月~ | 45ml×5本 | 420円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2015年3月 300円→330円 300ml→275ml |
なし |
2019年3月 330円→350円 275ml→250ml |
なし |
2022年6月 350円→380円 |
なし |
2023年3月 380円→400円 |
なし |
2023年9月 250ml→225ml |
外側のチョココーチングのトッピングをピーナッツからクランチに変更し、ザクリとした食感が楽しめる。バニラアイスはチョコとの相性を徹底的に追及し、全体の味のバランスにこだわった。 |
2024年9月 400円→420円 |
なし |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永乳業株式会社 |
2003年 300ml 300円 | 森永乳業 ニュースリリース |
2015年 275ml&330円に値上げ | 森永乳業 商品紹介 |
2019年 250ml&350円に値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
2023年 225mlに実質値上げ | 森永乳業 ニュースリリース |
チェリオ マルチパックの値上げ解説
バニラアイスの中に板チョコを入れ、さらにピーナッツ入りのチョコレートでコーティングするという、異常なまでのチョコへのこだわりを見せる森永乳業の「チェリオ」。その大容量版が「チェリオ バニラ(マルチパック)」になります。
ピーナッツチョココーティング・バニラ・板チョコの構成で不味いはずはなく、そりゃ美味いに決まっている。しかし1本入りチェリオのえげつない値上げっぷりを目の当たりにした私としては複雑な胸中。
そんな容赦ない値上げを繰り返したチェリオ。そのマルチパック版ならさぞかし豪快な値上げっぷりを披露しているのだろうと思いきや…予想通り容赦ない値上げやステルス値上げを行っていた。
チェリオ バニラ(マルチパック)が発売されたのは2003年で、当時の内容量は60ml×5本の計300ml、価格は税別300円でした。
その後1本入りチェリオが2度にわたって内容量を減らされる中、マルチパックは2015年まで60ml×5本を維持。
しかし、1本入りチェリオが120円から130円、90mlから85mlへと鬼畜値上げされた2015年3月に、マルチパックも55ml×5本に実質値上げされます。そして“おそらく”価格も300円から330円になっている。
なぜ「おそらく」なのかというと、大半の商品で希望小売価格を設けている森永乳業において、チェリオのマルチパックは2015年3月のタイミングで「希望小売価格は設定しておりません」と記載されたから。つまりはオープン価格化だな。
1本入りチェリオやパルムなど高価格帯マルチパックは希望小売価格が明記される中、チェリオ マルチパック含め300円台のマルチアイスはこのタイミングでオープン価格にされたんですよね。なぜなんだ?
憶測になるが、値上げと内容量減を同時に行うという印象の悪さを回避した…といったところか。
その後、森永乳業のアイスの多くが値上げされた2019年には内容量をさらに減らし50ml×5本に。価格も他のマルチアイス同様、想定価格は350円になっているだろう。事実スーパーなどで確認しても他のマルチアイスと同じ値段で売られている。
オープン価格にしたからなのか、2015年や2019年の値上げの際、森永乳業の他のアイスはニュースリリースにより内容量の減少幅や値上げ幅を公表しているのに、チェリオ マルチパックは一切触れられていない。まさにステルス値上げ。
その後もオープン価格であることをいいことにアイス値上げの際のニュースリリースにチェリオ マルチパックが名を連ねることはほとんどありませんでした。2023年の値上げ時はオープン価格であるチェリオの出荷価格を改定すると記載しているが…
2024年9月頃から何故かオープン価格をやめ希望小売価格が復活。その価格は他メーカーのマルチアイスと同じ420円であることから、実質的には2019年350円、2022年380円、2023年400円、2024年420円と値上げされたきたと見ていいかと。
また、チェリオ マルチパックは2023年9月のリニューアルで、それまでの50ml×5本の計250mlから、45ml×5本の計225mlへとステルス値上げしている。
「さらに美味しくなりました」と言いながら量を減らすお決まりのアレですよ。
にしてもこのチェリオ、とくかくカロリーが高い。
乳脂肪分が多く濃厚なパルムのマルチパックが1本あたり55mlで142kcal、さらにクラッシュアーモンドをチョコに混ぜ込んだパルム アーモンド&チョコレートが58mlで167kcalなのに対し、チェリオは45mlで153kcalだからね。
中のバニラアイスはあっさりしたラクトアイスということを考えると、板チョコ部分がカロリーを引き上げているのだろう。107ml時代の1本入りチェリオなんて371kcalだからね。何も考えずに貪っていたらデブまっしぐらですよ。
そのため、カロリーを気にしている人やダイエット中の人は手を出すべきではない。特にマルチパックは1本で満足できる可能性は低く、「もう1本だけ」とかやっているうちに1箱食べきっちゃったという事故により自己嫌悪ドヨ~ン多発。
美味くて量が少なくてカロリーが高い…危険な食べ物だ。