チェリオ マルチパックの値上げ・実質値上げ情報

チェリオ マルチパックの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 森永乳業株式会社
商品名 チェリオ バニラ(マルチパック)
内容量 50ml×5本
参考小売価格 オープン価格(約380円?)
原材料 準チョコレート、乳製品、砂糖、ピーナッツ、植物油脂、水あめ、卵黄、砂糖混合果糖ぶどう糖液糖/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類、セルロース、寒天)、カロテン色素、(一部に卵・乳成分・落花生・大豆含む)
栄養成分
1本(50ml)
エネルギー 173kcal
たんぱく質 2.3g
脂質 12.5g
炭水化物 12.9g
食塩相当量 0.04g
発売日 2003年3月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年3月~ 60ml×5本 300円
2015年3月~ 55ml×5本 330円
2019年3月~ 50ml×5本 350円
2023年3月~ 50ml×5本 3.5~13.3%
出荷価格値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
300円→330円
300ml→275ml
なし
330円→350円
275ml→250ml
なし
3.5~13.3%
出荷価格値上げ
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストが上昇、人手不足の深刻化による人件費や物流費も高騰しており、安全・安心な商品を供給していくため価格改定。

参考サイト
公式サイト 森永乳業株式会社
2003年 300ml 300円 森永乳業 ニュースリリース
2015年 275ml&330円に値上げ 森永乳業 商品紹介
2019年 250ml&350円に値上げ 森永乳業 ニュースリリース
2023年 出荷価格値上げ 森永乳業 ニュースリリース

チェリオ マルチパックの値上げ解説

バニラアイスの中に板チョコを入れ、さらにピーナッツ入りのチョコレートでコーティングするという、異常なまでのチョコへのこだわりを見せる森永乳業の「チェリオ」。その大容量版が「チェリオ バニラ(マルチパック)」になります。

ピーナッツチョココーティング・バニラ・板チョコの構成で不味いはずはなく、そりゃ美味いに決まっている。しかし1本入りチェリオのえげつない値上げっぷりを目の当たりにした私としては複雑な胸中。

そんな容赦ない値上げを繰り返したチェリオのマルチパック、1本入りがそれならマルチパックもさぞかし豪快な値上げっぷりを披露しているのだろう…と思いきや、マルチパックはそこそこ常識の範囲内だった。相対的には…だが。

チェリオ バニラ(マルチパック)が発売されたのは2003年で、当時の内容量は60ml×5本の計300ml、価格は税別300円でした。

その後1本入りチェリオが2度にわたって内容量を減らされる中、マルチパックは2015年まで60ml×5本を維持。

しかし、1本入りチェリオが120円から130円、90mlから85mlへと鬼畜値上げされた2015年3月に、マルチパックも55ml×5本に実質値上げされます。そして“おそらく”価格も300円から330円になっている。

なぜ「おそらく」なのかというと、大半の商品で希望小売価格を設けている森永乳業において、チェリオのマルチパックは2015年3月のタイミングで「希望小売価格は設定しておりません」と記載されたから。つまりはオープン価格化だな。

1本入りチェリオにしろ、他のマルチパックにしろ希望小売価格が明記される中、チェリオ マルチパックだけがなぜオープン価格にされたのか? 憶測になるが、値上げと内容量減を同時に行うという印象の悪さを回避した…といったところか。

その後、森永乳業のアイスの多くが値上げされた2019年には内容量をさらに減らし50ml×5本に。価格も他のマルチアイス同様、想定価格は350円になっているだろう。事実スーパーなどで確認しても他のマルチアイスと同じ値段で売られている。

オープン価格にしたからなのか、2015年や2019年の値上げの際、森永乳業の他のアイスはニュースリリースにより内容量の減少幅や値上げ幅を公表しているのに、チェリオ マルチパックは一切触れられていない。まさにステルス値上げ

2023年3月にはオープン価格のアイスの出荷価格を3.5~13.3%値上げすると発表。オープン価格であるため具体的な価格は分からないものの、380円くらいになるのかな?

1本入りチェリオが107ml100円から段階を経て85ml160円になったのだから、マルチパックが60ml×5本300円から50ml×5本380円になっても驚きはない。ただオープン価格にしたことに対しては不信感を抱かざるを得ないが。

にしてもこのチェリオ、とくかくカロリーが高い

乳脂肪分が多く濃厚なパルムのマルチパックが1本あたり55mlで145kcal、さらにクラッシュアーモンドをチョコに混ぜ込んだパルム アーモンド&チョコレートが58mlで169kcalなのに対し、チェリオは50mlで173kcalだからね。

中のバニラアイスはあっさりしたラクトアイスということを考えると、板チョコ部分がカロリーを引き上げているのだろう。107ml時代の1本入りチェリオなんて371kcalだからね。何も考えずに貪っていたらデブまっしぐらですよ。

そのため、カロリーを気にしている人やダイエット中の人は手を出すべきではない。特にマルチパックは1本で満足できる可能性は低く、「もう1本だけ」とかやっているうちに1箱食べきっちゃったという事故により自己嫌悪ドヨ~ン多発。

美味くて量が少なくてカロリーが高い…危険な食べ物だ。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧