牧場しぼりの値上げ・実質値上げ情報

グリコ 牧場しぼりの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 牧場しぼり
内容量 120ml
参考小売価格 140円(税別)
原材料 生乳、乳製品、砂糖、水あめ、卵黄/乳化剤、香料、(一部に卵・乳成分を含む)
栄養成分
1個(120ml)
エネルギー 169kcal
たんぱく質 2.8g
脂質 7.7g
炭水化物 22.1g
食塩相当量 0.1g
発売日 2003年3月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年3月~ 130ml 100円
2008年~ 120ml 120円
2015年3月~ 120ml 130円
2019年3月~ 120ml 140円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
100円→120円
130ml→120ml
生乳に濃縮乳と生クリームを加え、後味のよさはそのままに、さらに深い味わいになった。
120円→130円 製品の主原材料である乳製品、チョコレート、油脂、包装資材価格の上昇は企業努力の範囲を超え、製品価格の維持が難しい状況となったため。
130円→140円 原材料価格や物流コストが軒並み上昇する中、コスト吸収が極めて困難な状況に達し、今後も商品の高い品質を維持するため。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2003年 130ml 100円 グリコ ニュースリリース
2008年 120ml 120円 食@新製品
2015年 130円に値上げ グリコ プレスリリース
2019年 140円に値上げ グリコ プレスリリース

牧場しぼりの値上げ解説

江崎グリコが小細工なしの王道バニラアイスに挑んだ結果生まれた(と思う)「牧場しぼり」。生乳にこだわった濃厚なバニラアイスを楽しめるのが特徴。

発売は2003年と比較的新しく、登場時の内容量は130ml、価格は税別100円でした。当時エッセルスーパーカップの超バニラが200ml100円だったことを考えると、ややプレミアムに振ったアイスであることが見て取れます。

2008年になると内容量を120mlに減らしたうえに120円に値上げ。2008年は他社含め多くのアイスが100円から120円に値上げされましたが、グリコはジャイアントコーンやパナップなどでも内容量を同時に減らしているから質が悪い。

一応リニューアルにより生乳に濃縮乳と生クリームを加えたという建前だけどね。改善した結果の内容量減というよりは、値上げと内容量減を正当化するためのリニューアルという印象。

その後2015年に130円に値上げし、さらに2019年には140円へ。

生乳を使用しミルクが香る上質なバニラアイスが特徴の牧場しぼり。しかし他社には似たようなアイスが存在しますよね。そう、森永乳業の「MOW(モウ)」です。

牧場しぼりとMOWのパッケージ比較

牧場しぼりもMOWも乳脂肪分を8.0%以上使用している種類別アイスクリームで、どちらもミルクにこだわっている点も同様。原材料表を見てもかなり似通っており、発売日もどちらも2003年3月と奇しくも丸被りで、宿命のライバル的間柄。

牧場しぼりとMOWの原材料比較

しかし実際に食べ比べてみると予想以上に“違う”ことが分かる。濃厚なミルクへのアプローチが異なるというか、解釈が異なるというか…個人的にはMOWの方が濃厚さを感じるし、私の好みに合致している。

しかも内容量的に牧場しぼりが120mlなのに対しMOWは140mlと優位に立っている一方、価格はどちらも140円。

種類別アイスクリームのバニラアイスにホワイトチョココーティングを施しモナカで包むという手の込んだ「バニラモナカジャンボ」が150ml140円という時代に、ただのバニラアイスである牧場しぼりが120mlというのは割高感満載。

そんな背景もあってか、2019年の売れ筋アイスランキングではMOWが10位、バニラモナカジャンボが17位と健闘する中、牧場しぼりは107位。消費者の目はそんなに甘くないよグリコさん。

もしやあれか? 120mlという内容量的に、仮想ライバルはMOWではなくハーゲンダッツやレディーボーデンのミニカップなのか? 規格や味はプレミアムアイスに引けを取らないが、価格は頑張ってますよ的な? ふっ…(失笑)

コストパフォーマンスに優れる上質なアイスにもプレミアムアイスにもなりきれておらず、中途半端感が漂うグリコの牧場しぼり。MOWを販売する森永乳業が危機感を覚えるような起死回生の一手はあるのだろうか。

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