SUNAO<カップ>の値上げ・実質値下げ情報

SUNAO<カップ>の値上げ・実質値下げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 SUNAO<スナオ・カップ>(旧カロリーコントロールアイス)
内容量 120ml
参考小売価格 200円(税別)
原材料
(バニラ)
乳製品(国内製造、オーストラリア製造)、水溶性食物繊維、はちみつ、還元水あめ、乳等を主要原料とする食品、卵黄パウダー、食塩、バニラビーンズシード/香料、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、甘味料(スクラロース)、カロチン色素、(一部に卵・乳成分を含む)
栄養成分
1個(120ml)
エネルギー 80kcal
たんぱく質 1.8g
脂質 5.7g
炭水化物 13.4g
食塩相当量 0.10g
発売日 2017年2月(旧製品は2003年6月)

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年6月~ 110ml 150円
2017年2月~ 120ml 150円
2019年3月~ 120ml 160円
2022年9月~ 120ml 170円
2023年3月~ 120ml 180円
2024年6月~ 120ml 190円
2025年3月~ 120ml 200円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2017年2月
110ml→120ml
コンセプトである80kcalはそのままに、大幅リニューアルで商品名を「カロリーコントロールアイス」から「SUNAO」に。
2019年3月
150円→160円
原材料価格や物流コストが軒並み上昇する中、コスト吸収が極めて困難な状況に達し、今後も商品の高い品質を維持するため。
2022年9月
160円→170円
原材料価格は軒並み上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況となったため。
2023年3月
170円→180円
原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。
2024年6月
180円→190円
多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇などコストアップ要因は今後も継続することが予想され、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況になっているため。
2025年3月
190円→200円
食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあるため、一部商品の価格改定を実施。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2003年 110ml 150円 グリコ ニュースリリース
2017年 120mlに実質値下げ グリコ プレスリリース
2019年 160円に値上げ グリコ プレスリリース
2022年 170円に値上げ グリコ ニュースリリース
2023年 180円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年6月 190円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2025年3月 200円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

SUNAO<カップ>の値上げ解説

一般的なアイスと遜色ない味を実現しつつカロリーを約半分に抑えたグリコの「SUNAO(スナオ)」のカップシリーズ。内容量120mlで80kcalというのはカロリーや体型を気にする人にとって非常にありがたい存在といえるでしょう。

SUNAOが発売されたのは2017年2月とかなり新しい商品ではあるものの、実は2003年に発売された「カロリーコントロールアイス」が大幅リニューアルされて「SUNAO」になったという経緯が。

カロリーコントロールアイスがSUNAOにリニューアル

で、SUNAOの前身であるカロリーコントロールアイス、2003年6月の発売時の内容量は110mlで価格は税別150円となっており、それはSUNAOへのリニューアルまで一切変更されていません。

エッセルスーパーカップやチョコモナカジャンボ、ジャイアントコーンなどに代表される“元100円アイス”が2008年に120円、2015年に130円と値上げされる中、カロリーコントロールアイスは150円を堅持していたのです。

しかも2017年2月にSUNAOにリニューアルされた際には、価格を150円に据え置いたまま内容量120mlに。

しかもそれまでの種類別ラクトアイス規格から、乳脂肪分を3.0%使用した種類別アイスミルクに格上げした上での内容量増ですから大幅な実質値下げと言っても過言ではない。

さらに2021年10月のリニューアルでは乳脂肪分を8.0%使用した種類別アイスクリームに。この時はバニラのみ種類別アイスクリームだったものの、現在ではストロベリー、マカダミア&アーモンド共にアイスクリームになっている。

すごいぞグリコ。パナップのクソ対応が嘘のようだ。

…まあ実情はなんとなく想像つくよ? 低カロリーのアイスという希少価値をひっさげ、当時100円アイスが主流だった時代に110ml・150円という強気な価格で発売したものの、原価が特に高いわけでもないし、目に見えて人気商品というわけでもないから、とりあえず質を高めておくか…って感じ?

ただ、それを考慮してもかなり良心的な印象。

2019年に160円、2022年170円、2023年3月180円、2024年6月190円、2025年3月には200円に値上げしたとはいえ、1個80kcalという低カロリーにもかかわらず満足感がある味のアイスをこのくらいの価格で買えるのですから。

この120ml・80kcalにどのくらいの価値があるのか、同じくらいの内容量のバニラアイスをいくつか比較してみましょうか。

商品名 カロリー 内容量 価格
SUNAO(カップ) 80kcal 120ml 200円
レディーボーデン 183kcal 120ml 200円
牧場しぼり 154kcal 120ml 180円
ハーゲンダッツ 244kcal 110ml 325円
MOW 221kcal 140ml 170円

ここに並んでいるアイスはすべて乳脂肪分を8.0%以上使用した種類別アイスクリーム勢。SUNAOは低カロリーである分濃厚さに欠け、そりゃ味は敵わんけど、SUNAOのカロリーの低さは圧倒的かつ魅力的。

なお、「味は敵わない」とはいっても、それは種類別アイスクリームのガチ勢に対しての話。SUNAOにはバニラビーンズシードが入っていることもあって下手なラクトアイスのバニラよりはよほど美味しい。

「アイス食べたいけどカロリーが…」とお嘆きの方達にはぜひ一度食べて欲しい。罪悪感なく食べられるアイスは貴重よ。

ただ…同じSUNAOのアイスには170ml・200円のソフトクリームも存在するのよね…あちらはリニューアルにより120kcalになってしまったが、それでも十分低カロリー。貧乏性の私ならカップよりソフトを買うかなぁ…

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧