SUNAO<カップ>の値上げ・実質値下げ情報
メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
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商品名 | SUNAO<スナオ・カップ>(旧カロリーコントロールアイス) |
内容量 | 120ml |
参考小売価格 | 170円(税別) |
原材料 (バニラ) |
乳製品、食物繊維(ポリデキストロース)、豆乳、水あめ、卵黄、砂糖、乳等を主要原料とする食品、バニラビーンズシード/香料、安定剤(増粘多糖類)乳化剤、甘味料(スクラロース)、カロチン色素、(一部に卵・乳成分・大豆を含む) |
栄養成分 1個(120ml) |
エネルギー 80kcal たんぱく質 2.7g 脂質 4.4g 炭水化物 19.9g 食塩相当量 0.1g |
発売日 | 2017年2月(旧製品は2003年6月) |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2003年6月~ | 110ml | 150円 |
2017年2月~ | 120ml | 150円 |
2019年3月~ | 120ml | 160円 |
2022年9月~ | 120ml | 170円 |
2023年3月~ | 120ml | 4~15%値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
110ml→120ml | コンセプトである80kcalはそのままに、大幅リニューアルで商品名を「カロリーコントロールアイス」から「SUNAO」に。 |
150円→160円 | 原材料価格や物流コストが軒並み上昇する中、コスト吸収が極めて困難な状況に達し、今後も商品の高い品質を維持するため。 |
160円→170円 | 原材料価格は軒並み上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況となったため。 |
4~15%値上げ | 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2003年 110ml 150円 | グリコ ニュースリリース |
2017年 120mlに実質値下げ | グリコ プレスリリース |
2019年 160円に値上げ | グリコ プレスリリース |
2022年 170円に値上げ | グリコ ニュースリリース |
2023年 4~15%値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
SUNAO<カップ>の値上げ解説
一般的なアイスと遜色ない味を実現しつつカロリーを約半分に抑えたグリコの「SUNAO(スナオ)」のカップシリーズ。内容量120mlで80kcalというのはカロリーや体型を気にする人にとって非常にありがたい存在といえるでしょう。
SUNAOが発売されたのは2017年2月とかなり新しい商品ではあるものの、実は2003年に発売された「カロリーコントロールアイス」が大幅リニューアルされて「SUNAO」になったという経緯が。
で、SUNAOの前身であるカロリーコントロールアイス、2003年6月の発売時の内容量は110mlで価格は税別150円となっており、それはSUNAOへのリニューアルまで一切変更されていません。
エッセルスーパーカップやチョコモナカジャンボ、ジャイアントコーンなどに代表される“元100円アイス”が2008年に120円、2015年に130円と値上げされる中、カロリーコントロールアイスは150円を堅持していたのです。
しかも2017年2月にSUNAOにリニューアルされた際には、価格を150円に据え置いたまま内容量120mlに。
しかもそれまでの種類別ラクトアイス規格から、乳脂肪分を3.0%使用した種類別アイスミルクに格上げした上での内容量増ですから大幅な実質値下げと言っても過言ではない。
すごいぞグリコ。パナップのクソ対応が嘘のようだ。
…まあ実情はなんとなく想像つくよ? 低カロリーのアイスという希少価値をひっさげ、当時100円アイスが主流だった時代に110ml・150円という強気な価格で発売したものの、原価が特に高いわけでもないし、目に見えて人気商品というわけでもないから値上げは控えておくか…って感じ?
ただ、それを考慮してもかなり良心的な印象。
2019年に160円、2022年170円、2023年3月には180~190円に値上げするとはいえ、1個80kcalという低カロリーにもかかわらず満足感がある味のアイスをこのくらいの価格で買えるのだから。
この120ml・80kcalにどのくらいの価値があるのか、同じくらいの内容量のバニラアイスをいくつか比較してみましょうか。
商品名 | カロリー | 内容量 | 価格 |
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SUNAO(カップ) | 80kcal | 120ml | 170円 |
レディーボーデン | 182kcal | 120ml | 170円 |
牧場しぼり | 169kcal | 120ml | 150円 |
ハーゲンダッツ | 244kcal | 110ml | 295円 |
ジェラートマルシェ | 161kcal | 113ml | 150円 |
MOW | 225kcal | 140ml | 150円 |
この中でSUNAOのカップと同じ種類別アイスミルクはロッテのジェラートマルシェのみで、他は乳脂肪分たっぷりの種類別アイスクリーム勢。そりゃ味は敵わんけど、SUNAOのカロリーの低さは圧倒的かつ魅力的。
なお、「味は敵わない」とはいっても、それは種類別アイスクリームのガチ勢に対しての話。SUNAOにはバニラビーンズシードが入っていることもあって下手なラクトアイスのバニラよりはよほど美味しい。
「アイス食べたいけどカロリーが…」とお嘆きの方達にはぜひ一度食べて欲しい。罪悪感なく食べられるアイスは貴重よ。
ただ…同じSUNAOのアイスには170ml・170円のソフトクリームも存在するのよね…あちらはリニューアルにより80kcalをオーバーしてしまったが、それでも十分低カロリー。貧乏性の私ならカップよりソフトを買うかなぁ…