SUNAO<モナカ>の値上げ情報

SUNAO<モナカ>の値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 SUNAO<モナカ>(旧カロリーコントロールアイス)
内容量 82ml
参考小売価格 200円(税別)
原材料
(チョコモナカ)
乳製品(国内製造)、準チョコレート、モナカ、水溶性食物繊維、はちみつ、還元水あめ/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類)、着色料(アナトー、カロチン)、甘味料(スクラロース)、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
栄養成分
1個(82ml)
エネルギー 110kcal
たんぱく質 2.6g
脂質 7.2g
炭水化物 14.3g
食塩相当量 0.079g
発売日 2017年2月(旧製品は2005年)

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2005年10月~ 82ml 150円
2019年3月~ 82ml 160円
2022年9月~ 82ml 170円
2023年3月~ 82ml 180円
2024年6月~ 82ml 190円
2025年3月~ 82ml 200円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2019年3月
150円→160円
原材料価格や物流コストが軒並み上昇する中、コスト吸収が極めて困難な状況に達し、今後も商品の高い品質を維持するため。
2019年9月
種類別アイスクリーム化
アイスミルクからアイスクリームへ規格アップし、チョコレートも増量しリニューアル。
2022年9月
160円→170円
原材料価格は軒並み上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況となったため。
2023年3月
170円→180円
原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。
2024年6月
180円→190円
多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇などコストアップ要因は今後も継続することが予想され、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況になっているため。
2025年3月
190円→200円
食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあるため、一部商品の価格改定を実施。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2005年 82ml 150円 グリコ 商品紹介
2017年 SUNAOにリニューアル グリコ プレスリリース
2019年 160円に値上げ グリコ プレスリリース
2019年 種類別アイスクリームへ グリコ プレスリリース
2022年 170円に値上げ グリコ ニュースリリース
2023年 180円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年6月 190円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2025年3月 200円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

SUNAO<モナカ>の値上げ解説

ダイエットに勤しむ人の強い見方であるグリコ「SUNAO(スナオ)」のアイスのラインナップにモナカが存在するのはご存知でしょうか? 売れ筋はソフトクリームやカップだと思うんですけどね。

SUNAOのアイスシリーズは2003年に発売された「カロリーコントロールアイス」が前身。当時はカップアイスのみのラインナップでしたが、2005年にモナカが追加され、2017年の大幅リニューアルにより「SUNAO」に商品名が変更されました。

カロリーコントロールアイスはSUNAO<モナカ>へ

実はこのモナカ、ソフトクリーム、カップとラインナップされる中で唯一内容量が変わっていない商品。といっても良い話ではない点に注意。

ここ20年ほど、多くのアイスが内容量を減らす「実質値上げ」が行われてきたため、「内容量変更が行われていない」と聞くと「量減らされてないんだ」と好意的に受け止めそうなもの。

しかしソフト、カップ共に最近になって価格を据え置いたまま量を増やす実質値下げが行われたため、モナカはむしろ“しょっぱい商品”という見方もできる。それでなくてもモナカの内容量は82mlとかなり少ないのに。

一方で価格は他のSUNAOのアイス同様2019年に、それまでの150円から160円に、2022年170円、2023年180円、2024年190円、2025年3月には200円へと値上げ。

82ml・200円のモナカともなると、もはやプレミアムアイスですよ。ハーゲンダッツは無理でも、レディーボーデンくらいなら勝負になる…的な?

内容量が少ないうえに他のSUNAOシリーズと違い増量することもなく、そして値上げ…なんかちょっとアレなイメージだが、パワーアップしている点もある。それが種類別アイスクリーム化です。

実はこのモナカ、カロリーコントロールアイス時代を含め、ほとんど乳脂肪分を使用していない種類別ラクトアイスだった。しかし2019年9月のリニューアルで乳脂肪分8.0%以上の種類別アイスクリームにアップグレードしたのです。

SUNAO<モナカ>はラクトアイスからアイスクリームへ

乳脂肪分3.0%以上の種類別アイスミルクからアイスクリームになる例はそれなりに存在するが、ラクトアイスからアイスクリームというのはなかなかお目にかかれない。エッセルスーパーカップMOWになるようなものですよ。

これだけパワーアップしたなら内容量据え置きでも十分納得できる。

だ・が・な、これが良いことばかりではない。

元々カロリーコントロールアイスシリーズは1個80kcalにこだわっており、モナカもラクトアイス時代は1個80kcalだった。しかしアイスクリーム化に伴いカロリーが1.5倍の120kcalになったのです。

さすがに本末転倒だと気付いたのか、2020年に行われたリニューアルでは110kcalに減らすも、80kcal時代のファンの多くは「いやいや、SUNAOは80kcalだからこそ価値があるんだろうに」と思っていることだろう。

SUNAO<モナカ>は80kcalから120kcal→110kcalに

SUNAOのソフトクリームも同様に120kcalになったものの、あちらは170mlと容量が多いからまだ納得できる…のか? しかしモナカは82mlだよ? それで110kcalでは存在理由を疑われても文句は言えないと思うの。

例えばモナ王。種類別アイスミルク(現在はラクトアイス)だしSUNAOのモナカのようにチョコレートも入っていないが、王道のバニラモナカが楽しめるとあってかなりの人気商品だよね。

あれ、内容量160mlで225kcalだからね。内容量・カロリー共にSUNAOのモナカの約2倍なので、1mlあたりのカロリーに直すと実質同じレベルで170円。

低カロリーのアイスモナカ商品を求めているなら、モナ王買って2日に分けて食べればはるかに経済的…という考え方もできる。SUNAOの存在価値は低カロリーである点に集約されているのに、味を追求するあまりそれをスポイルするとは…

私史上最高クラスのアイスであるジャイアントコーン(青)でも1個140ml・245kcalで198円だし、味は圧倒的にジャイアントコーンの方が美味しい。ならジャイアントコーン買って2日に分けて食べるわ。(貧乏くさい)

SUNAOのアイスを買うなら、80kcalを死守している1個120mlのカップか、120kcalとややカロリーが高いが170mlと大容量のソフトクリームの2択。ソフトでも「かさね抹茶」なら内容量170mlに対しカロリーは96kcalと低カロリー。

…だったんだけど、そのかさね抹茶はいつの間にか消えてしまった…なんでだよ…

どうしてもSUNAOのモナカが食べたいというのであれば止めはしないが…他のSUNAOアイスに比べると低カロリーへの意識が低い感は否めない。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧