パピコ マルチパックの値上げ・実質値上げ情報
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メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
商品名 | パピコ マルチパック(旧ファミリーパック) |
内容量 | 45ml×10本 |
参考小売価格 | 580円(税別) |
原材料 (チョココーヒー) |
砂糖(外国製造)、果糖ぶどう糖液糖、乳製品、植物油脂、生チョコレート、コーヒー、水あめ/香料、安定剤(増粘多糖類、ゼラチン、寒天)、乳化剤、(一部に乳成分・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1本(45ml) |
エネルギー 47kcal たんぱく質 0.75g 脂質 1.3g 炭水化物 8.0g 食塩相当量 0.029g |
発売日 | 不明 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2005年時点 | 50ml×10本 | 380円 |
2008年~ | 45ml×10本 | 380円 |
2015年3月~ | 45ml×10本 | 420円 |
2019年3月~ | 45ml×10本 | 450円 |
2022年9月~ | 45ml×10本 | 480円 |
2023年3月~ | 45ml×10本 | 510円 |
2024年6月~ | 45ml×10本 | 550円 |
2025年3月~ | 45ml×10本 | 580円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2008年 500ml→450ml |
なし |
2015年3月 380円→420円 |
製品の主原材料である乳製品、チョコレート、油脂、包装資材価格の上昇は企業努力の範囲を超え、製品価格の維持が難しい状況となったため。 |
2019年3月 420円→450円 |
原材料価格や物流コストが軒並み上昇する中、コスト吸収が極めて困難な状況に達し、今後も商品の高い品質を維持するため。 |
2022年9月 450円→480円 |
原材料価格は軒並み上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況となったため。 |
2023年3月 480円→510円 |
原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
2024年6月 510円→550円 |
多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇などコストアップ要因は今後も継続することが予想され、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況になっているため。 |
2025年3月 550円→580円 |
食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあるため、一部商品の価格改定を実施。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2005年 500ml 380円 | 日本食量新聞 |
2015年 420円に値上げ | グリコ プレスリリース |
2019年 450円に値上げ | グリコ プレスリリース |
2022年 480円に値上げ | グリコ ニュースリリース |
2023年 510円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年6月 550円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2025年3月 580円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
パピコ マルチパックの値上げ解説
グリコのロングセラーアイスのひとつであるパピコの大容量版ともいえる「パピコ マルチパック」。看板フレーバーであるチョココーヒーをはじめ1箱で3種の味が楽しめることもあり高い人気を誇っています。
現在は1箱45ml×10本入りで希望小売価格580円となっているパピコ マルチパックですが、少ない情報を拾い集めてみると、2005年時点で50ml×10本の計500ml入り、希望小売価格は380円だったことが分かります。
しかし2008年頃には現在と同じ45ml×10本に実質値上げされ、2015年には原材料価格の高騰などを理由に420円に値上げ。2019年と2022年にも同様の理由により450円、480円と値上げ。
それでもまだ値上げはまだ止まらない。
2023年3月に510円、2024年6月550円、2025年3月には580円へと値上げしているのです。2022年から30~40円の値上げを4年連続行うという質の悪さ。
一般的なパーソナルアイス(1個売り)のパピコと違い3種の味が楽しめるんだから、ちょっとくらい内容量減らしたり値上げしたりしてもいいだろ的な感じか。値上げに関してはちょっとどころじゃないけどね。
だがな、1個売りのパピコが160ml入で希望小売価格180円なのに、大容量版であるマルチパックが450ml・580円とはどういうことだ? どう考えてもマルチパックの方が割高ということになる。
まあ、アイスにしろお菓子にしろ、一見お得そうに見えるファミリーパックやマルチパックのほうが実は割高というケースは思いのほか多い。もちろんマルチパックの方が安い場合もあるが、パピコはそうではないらしい。
マルチパック独自の味があるならまだしも、現在のパピコ マルチパックに入っているチョココーヒー、ホワイトサワー、グレープは一部期間限定ながらすべて単品で売っている。ならばそれぞれを別々に購入したほうがお得ということになる。
とはいえ、これは私のようなせこい人間の考えであり、みんながみんな損得勘定のみで動いているわけではないことも理解できる。マルチパックの1個45mlという量がちょうどいいと感じている人もいるでしょう。
でもさぁ、せめて1個売りと同じコストパフォーマンスにできなかったものか。昔の私がそうだったように、「1個売りよりマルチパックの方がお得」という先入観を持っている人もいっぱいいるんだろうからさ。
こういうのを見ると、正直「大手メーカーなのにせこい商売しているな~」と感じてしまう。グリコに限った話ではないけどね。