Q's(キューズ)の値上げ情報

Q's(キューズ)の値上げ情報
メーカー 赤城乳業株式会社
商品名 Q's(キューズ)(旧Q)
内容量 220ml
参考小売価格 170円(税別)
原材料
(メロン)
異性化液糖(国内製造)、砂糖、水あめ、乳製品、りんご果汁、植物油脂、加糖卵黄、リキュール、食塩/香料、酸味料、安定剤(増粘多糖類)、着色料(紅花黄、クチナシ)、乳化剤、塩化K、甘味料(ステビア)、(一部に卵・乳成分・りんごを含む)
栄養成分
1個(220ml)
エネルギー 140kcal
たんぱく質 0.7g
脂質 3.0g
炭水化物 27.9g
食塩相当量 0.051g
発売日 2006年3月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2006年3月 220ml 100円
2015年~ 220ml 120円
2019年3月~ 220ml 130円
2022年10月~ 220ml 140円
2023年10月~ 220ml 150円
2024年10月~ 220ml 160円
2025年10月~ 220ml 170円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2015年
100円→120円
リニューアル
2019年3月
120円→130円
物流費や人手不足による人件費の高騰、原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が続き、自社努力でのコストアップ吸収が極めて困難になったため。
2022年10月
130円→140円
急激な円安から、原材料価格、容器包装価格、物流費、人件費、エネルギ―コストなどあらゆるコスト上昇が進み、経営の合理化・効率化で吸収することが極めて困難になったため。
2023年10月
140円→150円
原材料価格、容器包装価格の上昇、物流費の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。
2024年10月
150円→160円
物流費をはじめ、原材料価格、容器包装価格の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。(ほぼコピペ)
2025年10月
160円→170円
物流費をはじめ、原材料価格、資材価格の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。(ほぼコピペ)

参考サイト
公式サイト 赤城乳業株式会社
2006年 220ml 100円 日本食糧新聞
2015年 120円に値上げ 赤城乳業 商品一覧
2019年 130円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2022年 140円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2023年 150円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2024年10月 160円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2025年10月 170円に値上げ 赤城乳業 ニュース

Q's(キューズ)の値上げ解説

縦長の透明カップにたっぷりのかき氷と、球状のバニラアイスを組み合わせた赤城乳業の「Q's(キューズ)」。かき氷フロートをたっぷり食べたいならQ's(キューズ)選んどきゃ間違い内的な商品。

Q's(キューズ)が発売されたのは2006年3月。発売時の内容量は220mlと、意外にも現在と同じであることが分かります。ということは、発売から15年以上にわたって一度もステルス値上げをしていないことになる。

ちなみに発売時の商品名は「Q(キュー)」。「s」は無く、怪しい7:3分けの苺がイメージキャラクターらしい。フレーバーも当初は「いちごとバニラ」の1種類のみでしたが、2007年にメロン、2008年にはぶどうとバニラも追加されています。

赤城乳業 Q's(キューズ)の前身Q(キュー)

メロンの人相の悪さが際立っているな。

そして2009年になると商品名を現在の「Q's(キューズ)」にリニューアルします。でもパッケージはほとんど変わっていないあたりに、無駄なコストをかけたくないという赤城乳業の姿勢が見て取れる。

赤城乳業 Q(キュー)からQ's(キューズ)にリニューアル

とうとうメロンはサングラスをかけだした。昭和の時代を思わせる、斜め上を行くやんちゃ感にセンスの一旦が見え隠れ。リニューアルしたとはいえ、内容量220ml、税別100円を維持していた点は評価したい。

各々存在感を醸し出していた7:3いちご(勝手に命名)、グレメロン(勝手に命名)、でぶどう(勝手に命名)でしたが、2015年のリニューアルで悲しいことにリストラされます。同時に価格は従来の税別100円から一気に120円へ値上げ。

で、新たにイメージキャラクターを拝命したのがオバQくずれの変な生き物。

Q's(キューズ)の新キャラクターはバニラアイス

恐らくかき氷に入れこまれたバニラアイスを擬人化(?)したものなんだろうが…微妙にオバQを思わせる形状は「Q's(キューズ)」という商品名にかけたオマージュか、はたまた偶然なのか…

私たちのグレメロン(勝手に命名)を返して!

…まあそれはそれとして、Q'sは2019年と2022年に値上げを行い、それぞれ税別130円、140円に。2023年10月150円、2024年10月160円、2025年10月には170円へ値上げ。ずいぶん高くなった。

2006年の発売時に比べ70%値上げされたとはいえ、内容量を減らしていないのは立派。

単純に内容量だけで評価するなら、明治のエッセルスーパーカップ(200ml・180円)やロッテの爽(190ml・180円)よりコスパに優れるのですから。

かき氷の味は薄めだし、バニラアイスは平凡ながら、そもそもかき氷フロートに濃厚さや高級感を求める方が間違っている。コーラフロートやメロンフロートを思い浮かべれば分かるように、フロート系は安っぽくてなんぼなのだ。

赤城乳業的には、ある程度果実感を感じられるかき氷は「シャビィ」、安っぽくも大容量のかき氷は「Q's(キューズ)」という棲み分けだったのかな? 今となってはシャビィは販売終了になってしまったけどね。

赤城乳業のかき氷系といえば誰もがガリガリ君を思い浮かべるでしょう。しかしQ'sはガリガリ君(105ml・80円)に匹敵するコストパフォーマンスを誇るんですよね。ほんとQ'sは隠れた名作って感じ。

大容量、170円、バニラアイスのアクセントも楽しめる…Q'sはもうちょっと評価されてもいい気がする。赤城乳業ってメジャーな商品より、ちょっとマイナーなアイス群に良心的かつ魅力的なものが揃っている印象。

悪ノリが好きな企業だけに、売れると図に乗るタイプなのかもね。

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