ガツン、とみかん(棒)の値上げ情報
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|---|---|
| メーカー | 赤城乳業株式会社 |
| 商品名 | ガツン、とみかん(棒) |
| 内容量 | 95ml |
| 参考小売価格 | 180円(税別) |
| 原材料 | みかんシラップづけ(国内製造)、みかん果汁、異性化液糖、砂糖、デンプン分解物、果糖、食塩/酸味料、香料、安定剤(増粘多糖類)、乳酸Ca |
| 栄養成分 1本(95ml) |
エネルギー 85kcal たんぱく質 0.3g 脂質 0.1g 炭水化物 21.8g 食塩相当量 0.041g |
| 発売日 | 1998年(前身みかんチョは1977年) |
| 価格・内容量推移 | ||
|---|---|---|
| 年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
| 1998年~ | 不明 | 100円 |
| 2001年8月時点 | 110ml | 100円 |
| 2008年6月~ | 110ml | 120円 |
| 2016年7月~ | 85ml | 130円 |
| 2019年6月~ | 90ml | 140円 |
| 2022年9月~ | 90ml | 150円 |
| 2023年9月~ | 90ml | 160円 |
| 2024年9月~ | 90ml | 170円 |
| 2025年3月~ | 95ml | 170円 |
| 2025年9月~ | 95ml | 180円 |
| 値上げ理由・建前 | |
|---|---|
| タイミング | 公表内容 |
| 2008年8月 100円→120円 |
なし |
| 2016年7月 110ml→85ml 120円→130円 |
みかん果汁・果肉を40%使用し、たっぷりのみかん果肉が楽しめる。みかん果肉を最後まで美味しく食べられるように新型形状を開発。 |
| 2019年6月 85ml→90ml 130円→140円 |
ガツン、とシリーズの特徴的な果肉部分を1.3倍に増量。 |
| 2022年9月 140円→150円 |
急激な円安から、原材料価格、容器包装価格、物流費、人件費、エネルギ―コストなどあらゆるコスト上昇が進み、経営の合理化・効率化で吸収することが極めて困難になったため。 |
| 2023年9月 150円→160円 |
原材料価格、容器包装価格の上昇、物流費の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。 |
| 2024年9月 160円→170円 |
物流費をはじめ、原材料価格、容器包装価格の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。(ほぼコピペ) |
| 2025年3月 90ml→95ml |
なし |
| 2025年9月 420円→450円 |
物流費をはじめ、原材料価格、資材価格の上昇、加えて人件費、エネルギーコストといったあらゆるコスト上昇が続いており、今後も各コストの上昇は継続することが想定されるため。(ほぼコピペ) |
| 参考サイト | |
|---|---|
| 公式サイト | 赤城乳業株式会社 |
| 2001年 110ml 100円 | 赤城乳業 商品リスト |
| 2008年 120円に値上げ | 日本食糧新聞 |
| 2016年 85ml 130円に大幅値上げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2019年 90ml 140円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2022年 150円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2023年 160円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2024年9月 170円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2025年3月 95mlに実質値下げ | 赤城乳業 ニュース |
| 2025年9月 180円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
ガツン、とみかん(棒)の値上げ解説
一年中販売している「ガツン、とみかん マルチパック」に対し、6~7月から9月頃までの夏期のみの販売となっているのがパーソナルアイス(単品)の「ガツン、とみかん」。
1998年に発売されたガツン、とみかんですが、前身となる「みかんチョ」の発売は1977年で当時の価格は50円。ただ「みかんチョ」はあくまでも前身であるため、ここでは1998年以降のガツン、とみかんの値上げに関する情報に特化していきます。

ガツン、とみかん(棒)の内容量に関し確認できる範囲で最も古い情報は、2001年時に110mlであったということ。価格は税別100円。
他の赤城乳業のアイスと違い、2015年までステルス値上げすることなくこの内容量は維持されるものの、2008年の夏に発売されたガツン、とみかんから価格は一気に120円へと値上げされます。
「値上げする代わりに内容量は維持してやるよ」という赤城の声が聞こえる。
しかし2016年に状況は一変。2016年といえば赤城乳業がアイス値上げに対するお詫びCMを放映した時期であり、この年に発売された単品売りガツン、とみかんは内容量を一気に85mlに減らしたうえ、価格も税別130円に値上げ。
なんだこの鬼畜対応。
一応、みかん果汁や果肉を従来の30%から40%に増量するという質の向上は図られているものの、その程度で内容量約23%減、価格約8%増はやりすぎかと。
2019年のリニューアルでは価格を140円に値上げする一方、内容量を5ml増やし90mlに。結構えげつない値上げやステルス値上げを行う赤城乳業も、85mlはさすがに減らし過ぎたと感じたのかもしれない。
「果肉1.3倍」という謳い文句を見るに、果肉の増量分が5mlということなのかな?
ちなみに、現在もガツン、とみかん(棒)は果汁・果肉40%であるのに対し、マルチパックはずっと30%のまま。
その後2022年に150円、2023年9月160円、2024年9月170円へと値上げ。こりゃ再び85mlに減らされるのも時間の問題だな。一気に80mlもあるかもしれんぞ。
…と思いっていたら、2025年頃に95mlへと増量。ちょっと…というか、かなり驚きました。まさかあの赤城乳業が実質値下げを行うとは…
でも半年後の2025年9月には180円へ値上げ。それでこそ赤城乳業だよ。
このガツン、とみかんを含め「ガツン、とシリーズ」は果肉がごろごろ入っていることが売りであるため、ガリガリ君リッチのような無謀な冒険は控え、果物に特化した安定志向商品…なのかと思いきや、過去には「ガツン、とアロエ」や「ガツン、とアップルパイ」を販売している。

アロエはまだしも、アップルパイを持ってくるあたり、いかにも赤城乳業だよね。良く言えば消費者を楽しませてくれる、悪く言えばただの悪ノリだ。
しかしこの「ガツンと、アップルパイ」、「ガリガリ君リッチ」のナポリタンやシチューとは違いかなり評判がいいんですよね。実際アロエやアップルパイは複数回販売している。
それにしても…果汁や果肉がふんだんに使用されているとはいえ、氷菓であるガツン、とみかんが森永乳業のパルムとほとんど同じ内容量で価格も同じ180円ってのはどうなんだ?
アイスクリーム好きの私なら、どんなに暑い日でもパルムを選択すると思う。そもそも氷菓はラムネバーのマルチパック以外ほとんど目に入らない仕様だからな。
でも家人はガツン、とみかん大好きだから、私も年に何回かは口にする機会も。
まあ食べれば美味しいし、それなりに人気や支持を得ている理由が理解できるくらいにはよくできた商品だと思う。でも、その値上げっぷりも相まって私自身が能動的に購入することはまずない。
個人的にガツン、とみかんはそんな位置付けの商品。


































