グランパフェ ア・ラ・モードの値上げ情報
メーカー | 赤城乳業株式会社 |
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商品名 | グランパフェ ア・ラ・モード |
内容量 | 400ml |
参考小売価格 | 400円(税別) |
原材料 (チョコ&バニラ) |
チョコソース、砂糖、乳製品、水飴、植物油脂、卵黄、カカオマス、ココアパウダー、卵白、洋酒、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、カラメル色素、(原材料の一部に大豆を含む) |
栄養成分 1個(400ml) |
エネルギー 515kcal たんぱく質 7.0g 脂質 19.9g 炭水化物 78.3g 食塩相当量 0.29g |
発売日 | 2011年9月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2011年9月~ | 400ml | 300円 |
2016年4月~ | 400ml | 330円 |
2019年3月~ | 400ml | 350円 |
2022年9月~ | 400ml | 380円 |
2023年9月~ | 400ml | 400円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
300円→330円 | 世界的な食品需要の変化や物流費・原材料などの需要逼迫と価格高騰に加え、人手不足による人件費高騰が顕著で、自社企業努力でのコスト削減が限界を超えたため。 |
330円→350円 | 物流費や人手不足による人件費の高騰、原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が続き、自社努力でのコストアップ吸収が極めて困難になったため。 |
350円→380円 | 急激な円安から、原材料価格、容器包装価格、物流費、人件費、エネルギ―コストなどあらゆるコスト上昇が進み、経営の合理化・効率化で吸収することが極めて困難になったため。 |
380円→400円 | 原材料価格、容器包装価格の上昇、物流費の上昇、加えて人件費、エネルギーコストなどあらゆるコストの上昇が続いているため、やむを得ず一部商品の価格改定実施を決定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 赤城乳業株式会社 |
2011年 400ml 300円 | 赤城乳業 商品一覧 |
2016年 330円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
2019年 350円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
2022年 380円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
2023年 400円に値上げ | 赤城乳業 ニュース |
グランパフェ ア・ラ・モードの値上げ解説
赤城乳業が2011年に発売した大容量アイス「グランパフェ ア・ラ・モード」。同社の「パフェデザート」とグランパフェ ア・ラ・モードの2つは「アイスパフェシリーズ」として展開されています。
2011年の発売時、グランパフェ ア・ラ・モードの内容量は400mlで価格は税別300円。内容量・価格共にマルチアイス並とあってかなりボリューミーです。
すでに発売から10年以上が経過したグランパフェ ア・ラ・モードですが、価格据え置きで内容量を減らす「実質値上げ(ステルス値上げ)」は一度も行われていません。現在もたっぷり400mlを味わうことができます。
一方で価格は2016年に330円、2019年350円、2022年380円、2023年9月には400円へと値上げ。内容量はずっと据え置きで、価格のみ他の商品と同様に値上げする手法は、同じアイスパフェシリーズのパフェデザートと共通しています。
このグランパフェ ア・ラ・モード、前述した通り発売は2011年。しかしパフェデザートが発売された2001年まで「パフェアラモード」という大容量のアイスパフェが存在したんですよね。
上部の渦や層の構成は非常に似通っており、現在の「グランパフェ ア・ラ・モード」という商品名は「パフェアラモード」の名残を強く感じる。
ちなみにこのパフェアラモード、2000年当時の内容量は350ml、税別300円だったため、グランパフェ ア・ラ・モードが10年ぶりの後継商品だとするならば、価格据え置きで内容量を50mlも増やした“実質値下げ”が行われたことになります。
やればできるじゃん、赤城。(偉そう)
ただのラクトアイスとして考えるなら、グランパフェ ア・ラ・モードの400ml・400円というのは、マルチパックアイスと比較して特に安いわけではない。例えばチョコとバニラが5本ずつ入ったホームランバーなら450ml・400円だからね。
しかし、グランパフェ ア・ラ・モードにはロマン(?)が詰まっている。
この大容量のカップに直接スプーンを突っ込むという、快感とも罪悪感とも取れる複雑な感覚を抱きつつ、パフェらしい複数のアイスの層とソースが織りなす変化を楽しむ特別感…ガキ臭いホームランバーでは到底味わえませんよ。
これが実勢価格300円前後、特売時は250円前後で買えるというのは喜ばしい。
悩ましいのは同じアイスパフェシリーズの片割れである「パフェデザート」の存在。大容量かつシンプルな構成のグランパフェに対し、パフェデザートはクッキーやチョコチップが使用されるなど若干手が込んでおり、より変化を楽しむことができる。
チョコミントやいちごのチーズケーキなど、やや変化球的なフレーバーがあるのも地味に魅力的。
…が、グランパフェが内容量400ml・400円なのに対し、パフェデザートは300ml・3400円…同じ価格でこの2つが並んでたら、ケチ臭い私なら迷いなくグランパフェ ア・ラ・モードを手に取るだろうよ。
「美味しいアイスをお手頃価格で売っている」というイメージとは裏腹に、結構えげつない値上げやステルス値上げを繰り返していることもあり、お世辞にもコストパフォーマンスが良いとは言えない商品が目立つ赤城乳業。
そんな中にあってグランパフェ ア・ラ・モードは400mlという大容量とロマンを堅持、赤城乳業の良心を感じる稀有な存在。
こいつを販売終了に追い込まないにも、見かけたら積極的に購入したいところ。
…とはいえ、あまりにも売れてしまうと赤城乳業が調子に乗って値上げやステルス値上げをしそうだから、ほどほどにしておこうね。そもそも、こんなデカいアイスを頻繁に食べたらデブまっしぐらだしな。