大人なガリガリ君(マルチ)の値上げ情報

大人なガリガリ君(マルチ)の値上げ情報
メーカー 赤城乳業株式会社
商品名 大人なガリガリ君(マルチ)
内容量 56ml×6本
参考小売価格 400円(税別)
原材料
(ぶどう)
ぶどう果汁、砂糖、異性化液糖、水あめ、りんご果汁、食塩/安定剤(増粘多糖類)、香料、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、(一部にりんごを含む)
栄養成分
1本(56ml)
エネルギー 45kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 11.7g
食塩相当量 0.01g
発売日 2016年9月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2016年9月~ 56ml×6本 330円
2019年3月~ 56ml×6本 350円
2022年9月~ 56ml×6本 380円
2023年9月~ 56ml×6本 400円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
330円→350円 物流費や人手不足による人件費の高騰、原材料および包装資材価格の上昇による製造コストの上昇が続き、自社努力でのコストアップ吸収が極めて困難になったため。
350円→380円 なし
380円→400円 原材料価格、容器包装価格の上昇、物流費の上昇、加えて人件費、エネルギーコストなどあらゆるコストの上昇が続いているため、やむを得ず一部商品の価格改定実施を決定。

参考サイト
公式サイト 赤城乳業株式会社
2016年 336ml 330円 赤城乳業 商品一覧
2019年 350円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2022年 380円に値上げ 赤城乳業 ニュース
2023年 400円に値上げ 赤城乳業 ニュース

大人なガリガリ君(マルチ)の値上げ解説

赤城乳業の人気アイスであるガリガリ君には「シャリシャリ君」や「ガリ子ちゃん」などいくつかの派生商品が存在し、そんな中で2015年に発売し定番商品のひとつとして定着したのが「大人なガリガリ君」です。

単品売りの大人なガリガリ君(棒)から遅れること1年、2016年に大人なガリガリ君のマルチパックが発売されます。フレーバーは「白桃」、内容量56ml×6本の計336mlに対し、価格は他のガリガリ君シリーズ同様税別330円でした。

大人なガリガリ君(マルチ)は比較的新しい商品であること、2016年に行われた赤城乳業の大規模な値上げ後に発売された商品ということもあり、発売から現在まで行われた値上げは2019年の「330円→350円」のみ…と思ったら大間違い。

2022年9月に行われた値上げのニュースリリースの中にも大人なガリガリ君の商品名はなかったことから、「350円を維持したんだな~」と思っていた。

しかし、よく調べてみたら赤城乳業が多くのアイスを値上げした2022年9月1日、まさにその日に「大人なガリガリ君いちご」が発売され、しれっと380円(税込410円)になっていた。

2023年9月に行われた値上げでも、「ガリガリ君ソーダ」のマルチが380円から400円に値上げされるアナウンスはあったものの、大人のガリガリ君の記述はなかった。でも同時期にこっそり400円に値上げしているからね。

あれだな、「ニュースリリース発表の際に販売していなかったアイスや定番以外は値上げの発表をする必要がない論」だな。大人なガリガリ君のマルチパックは期間限定フレーバーがほとんどということを逆手に取ったセコイ手。菓子メーカーもたまにやるやつだ。

一方、価格を据え置いたまま内容量を減らす「ステルス値上げ(実質値上げ)」は今のところは実施されていません。

で、私的に気になるのは、大人なガリガリ君の単品(棒)とマルチパック、どっちがお得なのかという点。通常のガリガリ君はマルチパックの方が割高という事実が露呈しているだけに、大人~も調べずにはいられない。

…とはいっても、大人なガリガリ君(棒)は内容量100ml、希望小売価格は税別110円と、計算するまでもなく「1ml=1.1円」ということになる。

で、大人のマルチパックは内容量336ml、希望小売価格は400円…こちらも計算するまでもなく1mlあたり1.1円以上することが分かります。つまりガリガリ君ソーダ同様、大人なガリガリ君もマルチパックの方が割高ということになります。

計算機片手にゲス計算してほくそ笑む私の楽しみを奪うなよ…

ガリガリ君の棒アイス同様、マルチパックでも「ガリガリ君ヒエラルキー」は健在で、格的には「リッチ>大人>通常」の順になっている。

価格はすべて400円ながら、内容量はリッチが50ml×6本の計300ml、大人は56ml×6本の計336ml、通常品は63ml×7本の計441mlだからね。大人なガリガリ君はどうあがいたってガリガリ君リッチを超えられないらしい。

ただ、微妙な味も数多くリリースしている通常のガリガリ君やガリガリ君リッチと違い、大人なガリガリ君は果汁多めの果物に特化しており安定感は抜群。このあたりも「大人」たる所以なのでしょう。

ガキ臭い奇抜なフレーバーを出し続けるガリガリ君リッチを、あえて下の立場からそれを支える大人なガリガリ君…劉禅と諸葛亮的な?(全然違う)

果汁をふんだんに使用した氷菓が食べたいというのであれば、同社のシャビィ(180ml・150円)の方がコストパフォーマンスに優れるんですけどね。ガリガリ君というブランドにこだわりがないならシャビィを選ぶのも手かと。

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