カバヤ アーモンドチョコレートの実質値上げ情報

カバヤ アーモンドチョコレートの実質値上げ情報
メーカー カバヤ食品株式会社
商品名 アーモンドチョコレート
内容量 109g
参考小売価格 オープン価格
原材料 砂糖(国内製造、外国製造)、カカオマス、アーモンド、植物油脂、全粉乳、乳糖、ココアバター/乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1粒(7.3g)
エネルギー 41.1kcal
たんぱく質 0.67g
脂質 2.68g
炭水化物 3.77g
食塩相当量 0.006g
発売日 不明

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2004年時点 240g 500円
2007年時点 210g 500円
2010年時点 185g 500円
2014年~ 170g 500円
2016年時点 148g NPP
2022年7月~ 141g オープン価格
2023年3月~ 126g オープン価格
2024年3月~ 109g オープン価格
2024年11月~ 109g オープン価格
20~30%値上げ
2025年7月~ 109g オープン価格
10~16%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2007年時点
240g→210g
なし
2010年時点
210g→185g
なし
2014年
185g→170g
なし
2016年時点
170g→148g
500円→NPP
なし
2022年7月
148g→141g
なし
2023年3月
141g→126g
なし
2024年3月
126g→109g
近年の世界的な需要拡大や原油価格の上昇、人手不足等の影響により、原材料・人件費・物流費等のコストが大幅に上昇。自助努力だけではもはやコストを吸収出来ない厳しい状況に。
2024年11月
20~30%値上げ
近年の世界的なカカオ原料及び原油価格の上昇、人手不足等の影響により、原材料・人件費・物流費等のコストが大幅に上昇。自助努力だけではもはやコストを吸収出来ない厳しい状況に。
2025年7月
10~16%値上げ
エネルギー費や物流費・人件費の高騰といったコスト上昇の継続、また資材価格や食品原料価格の高騰などが続き、これらコスト上昇は今度も続くことが予想されるため出荷価格を改定。

参考サイト
公式サイト カバヤ食品株式会社
2004年 240g 500円 カバヤ食品 商品情報
2007年 210gに実質値上げ カバヤ食品 おかしカタログ
2010年 185gに実質値上げ カバヤ食品 おかしカタログ
2014年 170gに実質値上げ カバヤ食品 おかしカタログ
2016年 148gに実質値上げ カバヤ食品 おかしカタログ
2022年 141gに実質値上げ カバヤ食品 商品情報
2023年 126gに実質値上げ 楽天市場
2024年3月 109gに実質値上げ カバヤ ニュースリリース
2024年11月 20~30%値上げ カバヤ ニュースリリース
2025年7月 10~16%値上げ カバヤ ニュースリリース

カバヤ アーモンドチョコレートの値上げ解説

アーモンドチョコレートといえば明治が圧倒的シェアと知名度を誇り、次いでロッテが人気。大袋になると不二家も健闘している中で、地味~な存在ながらそれなりに売れているのが、カバヤ食品の「アーモンドチョコレート」です。

うん、いわゆる“じゃないほう”…どころか、「じゃないほうじゃないほうじゃないほう」くらいの存在と言えるでしょう。(失礼)

そんなカバヤのアーモンドチョコレートのかつての内容量や価格を見てみると、2005年時点で240g入り税別500円だったことが確認できます。

その当時の明治とロッテのアーモンドチョコレート大袋が243g入り500円、不二家は245g入り500円だったことを鑑みるに、カバヤの強気が見て取れる。

2007年時点で210gに減らされており、2010年185g、2014年170gと順調にステルス値上げ。ちなみに明治は2010年188g、2013年171gだ。

…なんかもう、強気を通り越してバk…いや、カバなのか。

さすがに明治やロッテ、不二家には敵わないと悟ったのか、2016年頃に148gに減量したうえで価格を500円から、希望小売価格を明示しないNPP(ノープリントプライス)に変更。

そもそも「希望小売価格500円」というのは建前であって、実際は同じ500円の明治やロッテのそれより安く売られていただろうし、当然出荷価格も低価格だったはず。実際カバヤのアーモンドチョコレートは198~298円くらいで売られていたしね。

形骸化している“税別500円”は不必要と考えたのだろう。

その後ノープリントプライスから、小売店が自由に価格を設定できるオープン価格に変更となり、2022年に141gへと実質値上げ。2023年126g、2024年3月には109gへ減らしています。

2005年の240gから半減を超える内容量となったカバヤのアーモンドチョコレートだが、2023年まで値上げやステルス値上げに関する発表を一切行っていないあたりに、カバヤ食品の消費者に対する姿勢が見て取れる。

2015~2016年頃からNPP、オープン価格と推移しているものの、スーパーなどでの実勢価格は198~298円のまま変わらず。さすがに2024年以降の値上げで198円は見なくなったものの、248円くらいであれば目にすることも。

ちなみに、他のカバヤのチョコレートと同じくアーモンドチョコレートも2025年に「チョコレート」規格から「準チョコレート」になっている。

凄まじいステルス値上げと値上げだけでは飽き足らず、品質も落としてコストダウンを図ってきましたよっと。

準チョコレート規格で内容量109g、実勢価格250~350円の2流メーカー製アーモンドチョコレートか…この商品の“強み”がまるで見当たらない…

一方でアーモンドチョコの王者である明治のアーモンドチョコレートビッグパックはカバヤに比べ200円ほど高く売られているものの、内容量は151gなので、カバヤの約1.4倍…

そう考えると、コスパという点ではカバヤに軍配が上がるのか…味や準チョコレートという点を許容できるのであればの話だけどね。

どちらを買うか、なんとも悩ましい問題ではある。

私のような貧乏人は「アーモンドチョコレートの味なんてどこも大して変わらないだろうから、コスパ良いほうを買えばいいや」と考えがち。

しかし、カバヤのアーモンドチョコレートは1粒7.3g、一方の明治は1粒4.2gと大きさが全然違う。カバヤのアーモンドチョコレートは明治はもとより、ロッテ(3.9g)や不二家(5.3g)に比べ1粒のサイズが明らかに大きいのだ。

アーモンドの大きさは各社大差ないことから、1粒あたりの重量の違いはチョコレートの量ということになる。

一般的なサイズのアーモンド1粒の重さは1~1.2g程度なので、カバヤのアーモンドチョコレートのチョコレート部分は明治のそれの約2倍。「アーモンドチョコレート」じゃなくて、もはや「チョコレートアーモンド」だよね。

これは“良し悪し”ではなく“好み”の問題。

私は「あえてアーモンドチョコレートをチョイスしてるんだから、アーモンドが主役のチョコを食べたい」と考えるので、明治やロッテの方が好みだが、甘さやチョコ感を重視するならカバヤという選択になるでしょう。

その、頼みの「チョコ感」もいまやまがい物になってしまったけどね。

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