かき氷グミの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | カバヤ食品株式会社 |
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商品名 | かき氷グミ |
内容量 | 55g |
参考小売価格 | 110円(税別) |
原材料 | 砂糖、水飴、ゼラチン、植物油脂/ソルビトール、酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、香料、着色料(紅花黄、クチナシ、アントシアニン、カロチノイド)、光沢剤、(一部に小麦・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1袋(55g) |
エネルギー 179kcal たんぱく質 1.9g 脂質 0.1g 炭水化物 44.6g 食塩相当量 0.26g |
発売日 | 1995年頃 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2005年3月時点 | 65g | 100円 |
2008年3月~ | 60g | 100円 |
2011年3月~ | 55g | 100円 |
2023年3月~ | 55g | 110円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
65g→60g | なし |
60g→55g | なし |
100円→110円 | 近年、原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、合理化・効率化によるコストアップ吸収に努めてきたものの、企業努力のみによる解決が困難な状況になったため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | カバヤ食品株式会社 |
2005年 65g 100円 | カバヤ食品 商品情報 |
2008年 60gに実質値上げ | もぐナビ |
2011年 55gに実質値上げ | カバヤ食品 おかしカタログ |
2023年 110円に値上げ | カバヤ食品 ニュースリリース |
かき氷グミの値上げ解説
夏の風物詩ともいえるかき氷をグミにするという、酔っ払いが飲み屋で思いついたようなくだらない…もとい斬新なアイデアを実現したカバヤ食品の「かき氷グミ」。
こんな小学生が発想するようなレベル…もとい画期的な商品が発売されたのは1995年頃らしい。2009年の日本食糧新聞の記事の中で「発売15周年のロングセラー商品」と紹介されているので、多分そうなのだろう。
内容量と価格が確認できる範囲では、2005年3月の発売時点で65g入り税別100円だった模様。しかし2008年3月から60gに減り、2011年には55gにステルス値上げ。
その後12年間はこの内容量と価格を維持するも、2023年になり原材料価格やエネルギーコストの上昇を理由に110円へと値上げしています。
スーパーなどでの実勢価格は70~90円くらいか。値上げ著しい現在において55g入りでこの価格ならまあまあ安い方といえるでしょう。そのかわり味も企画もチープだけどな。
かき氷グミの売りであるガリガリ食感やシャリシャリ食感、これを生み出しているのはグミに付着させた大きさの異なる“ざらめ”。ざらめの粒が大きいものはガリガリ、小さいものはシャリシャリといった具合。
でもね、元からこうだったわけじゃないの。現在の大小のざらめによるガリガリシャリシャリ食感が確立されたのは2014~2015年頃であり、それ以前は大きなざらめによるガリガリ食感はなかったし、2010年以前ともなると…
現在のざらめによるガリガリシャリシャリ食感の再現ではなく、硬めの砂糖をコーティングしたような仕様でした。要は“糖衣”ですよ。「なんじゃこりゃ!?」「まずい…」と感じた方も多かったことだろう。
硬めで崩れやすい糖衣でシャリシャリ食感を再現しようとしていたわけだが、まあ無理あるよね。しかも無駄に甘いし。そう考えると現在のかき氷グミは十分進化したと言ってもいいのかもしれない。今でも十分チープだけどな。
毎年3月から8月くらいまでの期間限定で販売されるかき氷グミ。チープ感丸出しではあるものの、30年もの間販売を継続できたということは、それなりに人気があるということなのでしょう。