すいかグミの値上げ・ステルス値上げ情報

すいかグミの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー カバヤ食品株式会社
商品名 すいかグミ
内容量 50g
参考小売価格 110円(税別)
原材料 砂糖、水飴、ゼラチン、植物油脂、濃縮すいか果汁、食塩/ソルビトール、酸味料、香料、着色料(アントシアニン、紅花黄、カロチノイド、クチナシ)、ゲル化剤(ペクチン)、光沢剤、(一部に小麦・ゼラチン・りんごを含む)
栄養成分
1袋(50g)
エネルギー 160kcal
たんぱく質 2.2g
脂質 0.2g
炭水化物 39.1g
食塩相当量 0.09g
発売日 2005年5月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2005年5月~ 65g 100円
2008年5月~ 55g 100円
2009年5月~ 50g 100円
2023年3月~ 50g 110円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
65g→55g なし
55g→50g なし
100円→110円 近年、原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、合理化・効率化によるコストアップ吸収に努めてきたものの、企業努力のみによる解決が困難な状況になったため。

参考サイト
公式サイト カバヤ食品株式会社
2006年 65g 100円 日本食糧新聞
2008年 55gに実質値上げ もぐナビ
2009年 50gに実質値上げ 日本食糧新聞
2023年 110円に値上げ カバヤ食品 ニュースリリース

すいかグミの値上げ解説

「かき氷グミ」と並び“カバヤ食品の異色グミ”といえるのが「すいかグミ」。

2019年までは5~8月の夏期限定商品となっていましたが、2020年から通年販売に切り替えています。それだけ人気があるということなのか?

そんな迷作グミであるスイカグミが登場したのは2005年。この時の内容量は65g入りとなっており、価格は税別100円。2005年から2007年まではカップ入りだった点も“異色”といえるかと。

すいかグミは2007年までカップ入りだった

しかし2008年5月の発売分からパウチに。かさばる上にコストがかかると思われるカップからパウチに変更するのは仕方ないにしても、このタイミングで内容量は55gへと減少しているからね。

翌2009年にはグミ全体に「塩」をまぶしつつ50gにステルス値上げ。5gの減少は塩代らしい。ちなみにこの“塩”の正体は砂糖。塩に見立てた砂糖なので実際には甘い。ややこしいわ。

その後2020年に通年販売に切り替わりつつも50g入り税別100円を維持。しかし原材料価格の高騰などを理由に2023年3月に110円へと値上げしています。

さてこのすいかグミ、その名の通りスイカの果汁を使用した“スイカっぽい味のグミ”なわけだが、どう考えてもスイカ果汁の量は微量であり、「スイカ味」という先入観がなければ何の味か分からないほど。

ま、すいかグミはその可愛らしい形や“夏の風物詩”として楽しむものなので、味のクオリティーを評価するのは無粋か。

でもさ、目を三角にしてすいかグミの味を評価するべきではないのは夏期限定販売だった頃までの話。通年販売となった今、「夏の風物詩だから多少まずくてもOK」という言い訳は通用しないのだ。

近年グミ全体の売上が伸びていることから通年販売に切り替えたのだろうが、ライバルひしめくグミ業界において、この味のクオリティーで50g入り税別110円、実勢価格は70~90円ほど。

私なら買わないな…

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