ラムネバーの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 森永製菓株式会社 |
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商品名 | ラムネバー(旧カラフルラムネバー) |
内容量 | 78ml |
参考小売価格 | 130円(税別) |
原材料 | 砂糖、水あめ、ラムネ菓子、異性化液糖、乳製品、植物油脂、デキストリン、食塩/安定剤(増粘多糖類)、香料、酸味料、乳化剤、スピルリナ青色素、ベニバナ黄色素、(一部に乳製分・ゼラチンを含む) |
栄養成分 1本(78ml) |
エネルギー 82kcal たんぱく質 0.4g 脂質 0.9g 炭水化物 18.1g 食塩相当量 0.03g |
発売日 | 1989年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2007年時点 | 130ml | 100円 |
2008年頃~ | 130ml | 120円 |
2014年頃~ | 130ml | 130円 |
2020年4月~ | 78ml | 130円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
100円→120円 | なし |
120円→130円 | なし |
130ml→78ml | なし |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永製菓株式会社 |
130ml 100円の情報 | Gelateria CARABE |
120円の情報 | Walker+ |
130円の情報 | 6rockch.com |
2020年 78ml 130円 | コンビニアイスマニア |
ラムネバーの値上げ解説
2020年4月に突然登場した森永製菓の「ラムネバー」。「ラムネバーって昔からあるじゃん!」と感じる人も多いでしょうが、1本売りアイスとしてかつて存在したのは「カラフルラムネバー」であり、純粋な「ラムネバー」は初めてらしい。
しかし中身はさして変わらない。やや固めのソーダアイスにラムネ味のシャーベットを閉じ込め、その中にやや小粒のラムネを散らす…商品名含め刷新したのは確かであるものの大幅リニューアルレベル。
しかし、過去の森永製菓のサイトから前身であるカラフルラムネバーを探そうとしたが一向に出てこない。ラムネバーは基本的に春夏限定アイスなのでその時期の公式サイトを探るも、出てくるのはせいぜいマルチパックのラムネバーのみ。
仕方ないのでネットで色々なサイトを回って情報を探してみると、2008年くらいまでは内容量130mlに対し税別100円だったことが判明。同時期のロッテ BIGスイカバーが125~135mlで100円だったこと考えると極めて妥当な規格。
その後カラフルラムネバーは2008年頃に120円、2014年頃に130円に値上げされた模様。一方、内容量を減らすステルス値上げは行われていなかったようです。
ただ、2015年頃を最後に消息が途絶える。どうやら販売終了になったようで、2020年に登場したラムネバーは久々の1本売り商品ということに。
が、その内容量は驚きの78ml。
いやいやちょっと待てよと。ラムネバーごときが78mlで税別130円? 質の高さで人気となっている森永乳業のパルムですら90mlで税別140円だぞ。
カラフルラムネバー時代から原材料などもほとんど変わってないのに130mlから78mlへの超絶ステルス値上げ。森永製菓のアイスは他の大手メーカーに比べ実質値上げを抑える傾向にあるので好意的に見ていたのだが…
ここ数年、森永製菓のラムネはブドウ糖90%を前面に押し出しており、2020年に発売になったラムネバーもこれを踏襲している。プチブランド化した森永製菓のラムネを混ぜ込んだ高級アイス気取りか?
え? 味? そりゃ美味いよ。私自身夏の間マルチパックのラムネバーを何度も買うくらいだからね。そこに本家ラムネをドッキングさせて不味いはずがない。ただ78ml130円というのはさすがにどうなんだ?
しかも新しいラムネバーはコンビニ専売だから定価販売が基本。スーパーやディスカウントストアなどでは450ml入りのラムネバーのマルチパックが200円前後で買えるというのに…
「誰が買うんだ、こんな超割高商品」…と思いきや結構売れているらしく、世の人々は私と違いかなり裕福であることが判明。
ラムネバーが超絶ステルス値上げされた2020年の春夏といえば新型コロナで経済が停滞していた時期。それでも売れるラグジュアリーラムネバー。森永製菓のマーケティング力には脱帽だよ。