ノアールミニの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | ヤマザキビスケット株式会社 |
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商品名 | ノアールミニ |
内容量 | 55g |
参考小売価格 | 100円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、加工油脂、ショートニング、ココアパウダー、乳糖、ぶどう糖果糖液糖、コーンスターチ、カカオマス、乳等を主要原料とする食品、食塩/膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1袋(55g) |
エネルギー 268kcal たんぱく質 3.0g 脂質 11.2g 炭水化物 38.78g 食塩相当量 0.7g |
発売日 | 2018年2月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2018年2月~ | 65g | 100円 |
2023年7月~ | 55g | 100円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
65g→55g | 近年、原材料価格、原油価格、物流費等の上昇は依然として著しく、企業経営に深刻かつ多大な影響を及ぼしており、品質を維持しながらコストアップを吸収することが限界に達したため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | ヤマザキビスケット株式会社 |
2018年 65g 100円 | yodobashi.com |
2023年 55gに実質値上げ | ヤマザキビスケット ニュースリリース |
ノアールミニの値上げ解説
事実上の“ヤマザキビスケット版オレオ”である「ノアール」の小さいバージョン「ノアールミニ」。2017年12月に発売されたノアールから遅れること2か月強、2018年2月に65g入り税別100円で登場。
ヤマザキからナビスコ商品を奪い去った憎きモンデリーズ・ジャパンが販売する「オレオビッツサンド」が当時65g入り税別100円だったから、まさに「ヤマザキビスケット版オレオビッツサンド」である。執念を感じる。
2022年にオレオビッツサンドが108円に値上げした際もノアールミニは100円を維持しアドバンテージを得た…かと思いきや、原材料価格の高騰などを理由に2023年7月に55gにステルス値上げ。
「ノアールミニの方が実質的に高くなっちゃったじゃん」と思ったのも束の間、2023年10月にオレオビッツサンドは130円に値上げ。
ノアールミニは55g・100円だから、1gあたりの単価は1.82円、一方のオレオビッツサンドは65g・130円だから1gあたり2.0円…参考小売価格的にはノアールミニの方がお得ということになる。
とはいえ、特売になることが少ない印象のノアールシリーズに比べ、オレオシリーズは特売でよく目にすることもあり、実勢価格的には微妙かもしれない。
ただね、ミニやらビッツやらのこれら商品はそもそもが割高なんですよね。
レギュラー品であるノアールは166.4g入りで220円だし、やや割高なオレオの5枚×2パック(98g)ですら180円。「気軽に食べられるパッケージ」にこだわらなければ通常の大きさのノアールなりオレオなりを買ったほうがお得なのだ。
そもそも中国製のオレオが日本製のノアールより割高という点で間違っている。
確かにブランド力に関してノアールはオレオの足元にも及ばない。世界的に見ればノアールは「小さな島国のパクリ商品」でしかないだろう。
しかし、40年以上にわたり日本人の味覚に合ったオレオを作り続けてきたのはヤマザキである。少なくとも日本人にとってはモンデリーズの中国工場より日本のヤマザキビスケットの工場の方が圧倒的に信頼できるはず。
しかもノアールの方が安いとなれば、オレオを選ぶ理由はない。
…え?「特売などでオレオの方が安く売られていたらどうする?」だって?
値段の問題じゃないんだよ! 信頼性はもちろんのこと、日本を愛する心と誇りの問題なんだよっ!!
…でもまあ、うん、日本製の素晴らしさを再確認しつつ、現在の中国製の品質を判断するためにも、たまにはオレオを買い溜めしてやってもいいかな? いや、もちろん値段の問題じゃないんだよ、ほんとだよ。