レモンパックの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | ヤマザキビスケット株式会社 |
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商品名 | レモンパック |
内容量 | 16枚(8枚<74.4g>×2パック) 8枚(74.4g) |
参考小売価格 | 16枚 220円(税別) 8枚 120円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、加工油脂、ショートニング、ぶどう糖、脱脂粉乳、食塩、レモン果汁パウダー/膨脹剤、ビタミンC、乳化剤(大豆由来)、酸味料、香料、アナトー色素 |
栄養成分 1パック(74.4g) |
エネルギー 403kcal たんぱく質 3.6g 脂質 22.0g 炭水化物 47.4g 食塩相当量 0.6g |
発売日 | 1973年6月 |
スタンドパック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2003年4月時点 | 18枚 | 210円 |
2008年2月~ | 18枚 | 220円 |
2009年8月時点 | 18枚(167.4g) | 220円 |
2023年7月~ | 16枚(148.8g) | 220円 |
ハンディパック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2012年5月~ | 9枚(83.7g) | 114円 |
2023年7月~ | 8枚(74.4g) | 120円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
210円→220円 | 2007年に小麦の政府売渡価格が2度値上げされ、小麦粉価格の値上げが実施。また原油価格の高騰、油脂、乳製品、包装資材も値上げされ、企業努力のみでコストアップを吸収できない状況に。 |
167.4g→148.8g | 近年、原材料価格、原油価格、物流費等の上昇は依然として著しく、企業経営に深刻かつ多大な影響を及ぼしており、品質を維持しながらコストアップを吸収することが限界に達したため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | ヤマザキビスケット株式会社 |
2003年 18枚 210円 | ヤマザキナビスコ 製品情報 |
2008年 220円に値上げ | ヤマザキナビスコ お知らせ |
2009年 167.4g | 気まぐれ菓子パン日記 |
2023年 16枚に実質値上げ | ヤマザキビスケット ニュースリリース |
レモンパックの値上げ解説
発売から50年以上経つ…らしいヤマザキビスケットの「レモンパック」。
ヤマザキは2016年に米モンデリーズ社とのライセンス契約終了によりナビスコブランド商品を取り上げられてしまったが、レモンパックやチップスター、エントリーなどは自社ブランドだったため現在も製造販売を継続できています。
昔からヤマザキナビスコといえばリッツやオレオの印象が強かったこともあり、レモンパックって歴史が長いわりに結構マイナーな存在なんですよね。そんなこともあり昔の情報は非常に少ない。
確認できる範囲では2003年時点で18枚入り、税別210円だったということ。
2008年に小麦や原油などの高騰を理由に220円に値上げ。その後15年にわたり18枚(167.4g)・税別220円を維持するも、2023年7月に2枚減らして16枚(148.8g)にステルス値上げ。
具体的な重量に関しては2009年時点で現在と同じ1枚9.3gだったことが確認できます。しかしそれ以前は情報を見つけられませんでした。
2003年時点の1パック9枚あたりのカロリーは447kcal、2008年時点420kcal、2009年430kcal、2018年437kcal、2023年の値上げ前は453kcalと変化するも、確認できる2009年時点から一貫して9枚83.7gであることを考えると、20年以上重量は変わっていない可能性が高い。
2016年に米モンデリーズ社と決別し、ナビスコブランド商品の製造・販売を終了したヤマザキビスケット。
しかしその後は「ほぼリッツ」であるルヴァンプライムや、「ほぼプレミアムクラッカー」であるルヴァンクラシカル、「ほぼオレオ」であるノアールなど、かつて自社で製造していたナビスコブランドのクラッカー・ビスケットの模倣商品を相次いで発売してきた。
ヤマザキナビスコに長年慣れ親しんだ日本人からすれば、モンデリーズからナビスコブランドを取り上げれてしまったヤマザキに同情するのも頷ける。リッツやオレオはヤマザキ製造がベストであり、模倣商品の製造・販売は当然の流れだと。
しかし世界的に見ればヤマザキビスケットの商品群はただのパクリ商品。ナビスコブランドを取り上げられて発狂したヤマザキが、あてつけがましく、かつなりふり構わずパクリ商品を発売してきたと映るだろう。
モンデリーズのナビスコブランド商品と、ヤマザキビスケットが相次いで発売した商品はあまりにも酷似しており、日本人の私から見ても「えげつない」と感じるほど。
でもね、2018年にモンデリーズが発売した商品は興味深いものだった。
ヤマザキビスケットのレモンパックにぶつけてきた…のか?
しかし、当時リッツレモンサンドもレモンパックも税別220円と同一にもかかわらず、内容量では若干レモンパックが上回っていたことも影響してか、リッツレモンサンドは翌2019年に姿を消している。
そもそもレモンクリームのサンドって結構レアな存在=売上をあまり期待できない商品だと思うんですよね。リリースしてみたものの、定番のバニラやチョコに比べ売れないから、結局ラインナップから外したと。
レモンパックやリッツレモンサンドに限らず、レモンクリームをビスケットやクラッカーで挟んだお菓子って実際に食べれば美味しいものの、バニラやチョコのサンドと同じ値段で並べられていた場合に「買うか?」と問われれば「買わない」となる。
もちろんそんな状況でもレモンクリームサンドを手に取る人はいるだろう。でも結構な少数派だと思うんですよね。だからこそ大手のレギュラー商品としてはレモンパックしか生き残っていないと。
実際に食べりゃ美味しい。でもあえて選ぶほどではない。とはいえ美味しいのは間違いないから、特売や調味期限間近で叩き売られていたら買う…私の中でレモンパックなどはそんな位置付けの商品。