ルヴァンプライムチーズサンドの実質値上げ情報
メーカー | ヤマザキビスケット株式会社 |
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商品名 | ルヴァンプライムチーズサンド |
内容量 | 16枚(8枚<64.8g>×2パック) 8枚(64.8g) |
参考小売価格 | 16枚 220円(税別) 8枚 120円(税別) |
原材料 | 小麦粉、加工油脂、ショートニング、ホエイパウダー、チェダーチーズパウダー、砂糖、バターパウダー、全粉乳、ぶどう糖果糖液糖、食塩、モルトエキス、発酵種、モルトフラワー、イースト/膨脹剤、香料、乳化剤(大豆由来)、アナトー色素 |
栄養成分 1パック(64.8g) |
エネルギー 353kcal たんぱく質 5.1g 脂質 21.1g 炭水化物 35.6g 食塩相当量 1.1g |
発売日 | 2018年6月 |
スタンドパック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2018年6月~ | 18枚(145.8g) | 220円 |
2023年7月~ | 16枚(129.6g) | 220円 |
ハンディパック | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2018年6月~ | 9枚(72.9g) | 114円 |
2023年7月~ | 8枚(64.8g) | 120円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
145.8g→129.6g | 近年、原材料価格、原油価格、物流費等の上昇は依然として著しく、企業経営に深刻かつ多大な影響を及ぼしており、品質を維持しながらコストアップを吸収することが限界に達したため。 |
参考サイト | |
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公式サイト | ヤマザキビスケット株式会社 |
2018年 18枚(145.8g) 220円 | 日本経済新聞 |
2023年 16枚に実質値上げ | ヤマザキビスケット ニュースリリース |
ルヴァンプライムチーズサンドの値上げ解説
リッツと人気を二分するクラッカー「ルヴァンプライム」でチーズクリームをサンドした「ルヴァンプライムチーズサンド」。2018年6月に内容量9枚(72.9g)×2パックの計18枚(145.8g)、税別220円で発売しています。
同時に1パック版の「ハンディパック」も税別114円で登場。
発売から日が浅いこともあり、ほとんど値上げやステルス値上げは行われていないものの、2023年7月に価格を据え置いたまま1パックあたり1枚(計2枚)減らし16枚にステルス値上げ。ハンディパックは8枚入りに。
言うまでもなく以前ヤマザキナビスコが製造・販売していた「リッツチーズサンド」のヤマザキビスケット版。9枚(72.9g)×2パックという規格は2016年8月まで「ヤマザキナビスコ」として販売していた内容量そのまんま
パッケージもデザインを変えただけでほぼそのまんまだし、原材料もほぼ同一。カロリーだけはリッツチーズサンド時1パック390kcalに対し、ルヴァンプライムチーズサンドは391kcalと1kcal増えている。どうでもいい話だが。
チーズサンドに限らず、リッツに対するルヴァンプライムやプレミアムクラッカーに対するルヴァンクラシカル、オレオに対するノアールなど、ヤマザキビスケットはヤマザキナビスコ時代の内容量をそのまま踏襲する方向なんだよね。
日本人の味覚や好みに合わせたクラッカーやビスケットを作り続けてきた自負があるんだろうね。
モンデリーズとのライセンス契約終了によりインドネシアや中国製になってしまったナビスコブランド商品より、40年以上日本の消費者向けにリッツやオレオを作ってきたヤマザキ商品こそが日本人にってベストなんだと。
実際モンデリーズ・ジャパンが製造・販売するリッツチーズサンドはインドネシア製。これが世界標準とのことですが、こと食品に関しては世界標準より日本標準の方が良いと感じている人が大多数でしょう。
しかしそれはあくまでも「同程度の価格だったら」という前提の話。
現在ルヴァンプライムチーズサンドは1枚8.1g×16枚の計129.6gで参考小売価格は税別220円。一方のリッツチーズサンドは1枚9.1g×18枚の計163.8g(内容量表記は160g)で税別260円。
私がよく用いる1gあたりの単価で判断するゲス計算では、ルヴァンプライムチーズサンドは1gあたり約1.70円。一方のリッツチーズサンドは1gあたり約1.59円。参考小売価格ベースではリッツチーズサンドの方が安いのだ。
小売店によって商品ごとに割引率が異なるため、一概に「リッツチーズサンドがお得」とは言い切れないものの、私の肌感覚でもリッツチーズサンドの方がコスパに優れる印象。特売で見かける機会が多いのもリッツの方。
知名度的にルヴァンはリッツの足元にも及ばない。でも「ヤマザキ」というブランドと、日本製というアドバンテージがあるから、日本人ならルヴァンチーズサンドを選んでくれるという目論見なのか?
日本製というのは魅力であるものの、だからといってそれを理由に割高な商品をわざわざ買うほどではない。
ヤマザキビスケットと2016年9月にルヴァンシリーズをリリースしてからしばらくはナビスコブランドより割安な価格に設定したり、値上げや実質値上げを最小限に抑えたりしていたが、ある程度普及してきてヤマザキも調子に乗り始めたか?
まあ貧乏人の私にとっては、ルヴァンプライムチーズサンドやリッツチーズサンドは雲の上のブルジョワ商品。縁のないお菓子だから、値上げしようがステルス値上げしようがどうでもいいといえばどうでもいいんだけどね。