ホワイトデニッシュショコラの値上げ情報
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メーカー | 山崎製パン株式会社 |
商品名 | ホワイトデニッシュショコラ |
内容量 | 1個 |
参考小売価格 | 160円(税別) |
原材料 | 小麦粉(国内製造)、チョコレート、マーガリン、卵、糖類、パン酵母、植物油脂、食塩、発酵風味料、ホエイパウダー、脱脂粉乳/膨脹剤、乳化剤、香料、イーストフード、V.C、カロテノイド色素、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 1個当たり |
エネルギー 385kcal たんぱく質 7.5g 脂質 21.3g 炭水化物 40.9g 食塩相当量 0.6g |
発売日 | 1992年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量&カロリー | 参考小売価格(税別) |
1992年~ | 不明 | 100円 |
2001年時点 | 421kcal (100gあたり) |
100円 |
2004年10月時点 | 403kcal | 100円 |
2007年12月~ | 403kcal | 110円 |
2008年5月~ | 394kcal | 115円 |
2009年~ | 392kcal | 110円 |
2010年12月~ | 409kcal | 110円 |
2011年7月~ | 409kcal | 115円 |
2013年7月~ | 405kcal | 120円 |
2015年7月~ | 426kcal | 125円 |
2018年7月~ | 426kcal | 130円 |
2022年1月~ | 426kcal | 135円 |
2022年7月~ | 426kcal | 140円 |
2023年7月~ | 426kcal | 150円 |
2024年7月~ | 385kcal | 160円 |
2025年1月~ | 385kcal | 平均5.3%値上げ (約170円) |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2007年 88円→98円 |
小麦の政府売渡価格は2007年4月に1.3%、10月からさらに10%値上げされ、また油脂類や乳製品、包装資材など原材料価格の上昇も続き、企業努力の範囲内ではもはや吸収できない状況に。 |
2008年 98円→105円 |
2007年12月に値上げしたが、小麦の国際価格はその後も急騰を続け、2008年4月に小麦の政府売渡価格は30%の値上げに。引き続き高品質で安全・安心の製品を提供するため価格改定。 |
2011年 約5%値上げ |
小麦の国際価格は、世界的な異常気象による生産量減少や新興国の需要拡大などにより、輸入小麦の政府売渡価格は昨年10月対比18%上昇。その他原材料価格の上昇も続き価格改定を実施。 |
2013年 3~6%値上げ |
本年4月から輸入小麦の政府売渡価格が平均9.7%引き上げられ、加えて円安の進行もあり油脂類、乳製品、包装材料などの価格も上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。 |
2015年 平均3%値上げ |
世界的な食糧需要の増加や急激な円安の影響等により、パン製品の主要原料である小麦粉や油脂類、乳製品、砂糖類などの価格が上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。 |
2018年 平均4.5%値上げ |
輸入小麦価格は昨年4月と10月に続いて3期連続の値上げとなり、また乳製品や油脂などの原材料、電気、ガス、軽油なども上昇、さらに物流費、人件費も増加しているため価格改定を実施。 |
2022年1月 平均6.8%値上げ |
2021年10月から輸入小麦の政府売渡価格が19%引き上げられ、また油脂類、糖類などの原材料価格も高騰。エネルギーや物流費、人件費も上昇しており、コスト吸収の限界を超えたため。 |
2022年7月 平均4.3%値上げ |
本年1月に製品価格を改定したものの、その後も小麦の国際価格は急騰。本年4月から小麦の政府売渡価格が17.3%引き上げられ、油脂類や糖類などの原材料価格も高騰が続いているため。 |
2023年 平均6.8%値上げ |
2023年4月からパン製品の主要原料である小麦粉が値上げされ、また、油脂類、糖類、卵、乳製品、包装資材などの原材料価格、エネルギーコストや物流費も上昇しているため。 |
2024年 平均7.2%値上げ |
主産国の天候不順による不作の影響によりレーズンやチョコレートの価格が急騰。エネルギーコストも上昇しており、企業努力による吸収の範囲を超えたため一部のパン製品で価格改定。 |
2025年 平均5.3%値上げ |
包装材料やカカオ豆等の価格が高騰しており、また油脂、砂糖、乳製品等の価格も高止まりの状態が継続。さらに人件費、物流費、エネルギーコストが上昇しているため価格改定を実施 |
参考サイト | |
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公式サイト | 山崎製パン株式会社 |
2001年 100円 | 山崎製パン 製品情報 |
2004年時点の栄養成分 | 山崎製パン 栄養成分表 |
2007年 110円に値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2008年 115円に値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2009年 110円に値下げ? | 日本食糧新聞 |
2011年 約5%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2013年 2~6%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2015年 平均3%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2018年 平均4.5%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2022年1月 平均6.8%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2022年7月 平均4.3%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2023年 平均6.8%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2024年 平均7.2%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
2025年 平均5.3%値上げ | 山崎製パン ニュースリリース |
ホワイトデニッシュショコラの値上げ解説
存在感ある板チョコを、マーガリンをふんだんに使い低温で焼き上げた白いデニッシュ生地で包み込んだ山崎製パンの人気菓子パン「ホワイトデニッシュショコラ」。
油脂たっぷり、チョコガッツリという性質上、その控えめな大きさとは裏腹に結構な高カロリーであり、完成された美味しさも相まって多くのダイエッターを絶望の淵に追い込んだ“白い悪魔”。
1992年に発売されたホワイトデニッシュショコラの価格は100円。カロリーは2004年時点で403kcalとなっていました。
2007年に110円に値上げされ、翌2008年には115円ほどに。
2009年に山崎製パンの一部商品が値下げされたことから、このタイミングでホワイトデニッシュショコラも値下げされた可能性があるものの、仮に値下げしていたとしても5円程度(110円)だと思われます。
その後は値上げ、値上げ、また値上げ。
2010年、2011年、2013年の値上げで120円ほどになり、2015年125円、2018年130円、2022年140円、2023年150円、2024年160円、2025年1月には170円ほどへと値上げ。
ただ、近隣のスーパーなどで実勢価格を調べてみるに、薄皮シリーズ(約180円)と同じくらいの価格設定になっていることも多いため、ホワイトデニッシュショコラの参考小売価格は思った以上に高く175~180円ほどになっている可能性も。
ちなみに2024年に行われたのは値上げだけではない、なんと内容量も1割ほど減ったのだ。こんな感じ。
2023年頃に426kcalから429kcalになったホワイトデニッシュショコラでしたが、2024年7月頃一気に385kcalに減少。栄養成分を見てみるとほぼ脂質のみが減っていることが分かります。実際商品は7~9gほと軽くなっているらしい。
ホワイトデニッシュショコラで脂質の多くを占めているのは、層を作るために使用されるマーガリンと板チョコのココアバター。チョコレートの高騰を受けて単純に板チョコの量を減らせば炭水化物(糖質)も減るはずなのだが…
たんぱく質と炭水化物の量がほとんど減っていないことを鑑みるに、チョコを減らして生地(小麦粉)を微妙に増やしたか。そのうえでマーガリンもケチっている可能性もあるぞ。
どちらにせよホワイトデニッシュショコラの美味しさに直結する油脂が2割ほど減っているわけだから、味は確実に落ちているはず。
ガンガン値上げしお陰で山崎製パンは2023年過去最高益を達成し、2024年も業績は絶好調。それでも値上げやステルス値上げの手を緩めず、利益の確保に余念がない。
…すっごいムカつく…