モーニングスターの値上げ情報

モーニングスターの値上げ情報
メーカー 山崎製パン株式会社
商品名 モーニングスター
内容量 1斤(4枚・5枚・6枚・8枚)
参考小売価格 130円(税別)
原材料 小麦粉(国内製造)、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、脱脂粉乳、発酵種、ライ麦粉、麦芽エキス、麦芽粉末/乳化剤、イーストフード、V.C、(一部に乳成分・小 麦・大豆を含む)
栄養成分
1枚(6枚切り)
エネルギー 156kcal
たんぱく質 5.2g
脂質 2.3g
炭水化物 28.5g
食塩相当量 0.7g
発売日 2011年10月

価格・内容量推移
年月日 参考小売価格(税別)
2011年10月~ 110円くらい?
2012年7月~ 値下げ?
2013年7月~ 出荷価格
3~6%値上げ
2015年7月~ 出荷価格
1~4%値上げ
2018年7月~ 出荷価格
2~5%値上げ
2022年1月~ 出荷価格
平均9%値上げ
2022年7月~ 出荷価格
平均8.7%値上げ
2023年7月~ 出荷価格
平均7.6%値上げ
(130円)
2025年1月~ 出荷価格
平均5.0%値上げ
(約140円)

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2013年
3~6%値上げ
本年4月から輸入小麦の政府売渡価格が平均9.7%引き上げられ、加えて円安の進行もあり油脂類、乳製品、包装材料などの価格も上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。
2015年
1~4%値上げ
世界的な食糧需要の増加や急激な円安の影響等により、パン製品の主要原料である小麦粉や油脂類、乳製品、砂糖類などの価格が上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。
2018年
2~5%値上げ
輸入小麦価格は昨年4月と10月に続いて3期連続の値上げとなり、また乳製品や油脂などの原材料、電気、ガス、軽油なども上昇、さらに物流費、人件費も増加しているため価格改定を実施。
2022年1月
平均9%値上げ
2021年10月から輸入小麦の政府売渡価格が19%引き上げられ、また油脂類、糖類などの原材料価格も高騰。エネルギーや物流費、人件費も上昇しており、コスト吸収の限界を超えたため。
2022年7月
平均8.7%値上げ
本年1月に製品価格を改定したものの、その後も小麦の国際価格は急騰。本年4月から小麦の政府売渡価格が17.3%引き上げられ、油脂類や糖類などの原材料価格も高騰が続いているため。
2023年
平均7.6%値上げ
2023年4月からパン製品の主要原料である小麦粉が値上げされ、また、油脂類、糖類、卵、乳製品、包装資材などの原材料価格、エネルギーコストや物流費も上昇しているため。
2025年
平均5.0%値上げ
包装材料やカカオ豆等の価格が高騰しており、また油脂、砂糖、乳製品等の価格も高止まりの状態が継続。さらに人件費、物流費、エネルギーコストが上昇しているため価格改定を実施

参考サイト
公式サイト 山崎製パン株式会社
2011年 発売 山崎製パン ニュースリリース
2013年 3~6%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2015年 1~4%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2018年 2~5%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2022年1月 平均9%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2022年7月 平均8.7%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2023年 平均7.6%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2025年 平均5.0%値上げ 山崎製パン ニュースリリース

モーニングスターの値上げ解説

山崎製パンは自社のナショナルブランド食パン以外にも、プライベートブランド(PB)向けに様々な商品を製造しています。「ヤマザキのマークが付いてるけど、見たことない商品だな」と感じるのはほとんどがPB。

そういった商品の多くは大規模小売店の格安食パンであり、ロイヤルブレッドやダブルソフト、超芳醇など山崎製パンのナショナルブランドの食パンはやっぱり高い…かと思いきや、ヤマザキにもあるんですよ、格安食パンが。

その名も「モーニングスター」。

山崎製パンの公式サイトに自社製品として掲載されている食パンとしては間違いなく最安商品であり、2011年の発売当初の想定小売価格は100~110円ほどだったと見られます。すでにオープン価格化していたから詳細は分からないけど。

2012年に山崎製パンの一部商品が値下げされているものの、その対象にモーニングスターが入っていたかは不明。ロイヤルブレッドや超芳醇など高価格帯の食パンは値下げされたのでしょうが、低価格のモーニングスターは対象外かも。

その後は値上げ一辺倒であり、山崎製パンの食パン出荷価格は全体で2013年に3~6%、2015年1~4%、2018年2~5%、2022年1月平均9%、2022年7月平均8.7%、2023年7月平均7.6%、2025年1月平均5.0%と値上げ。2022年以降の値上げ幅はえぐい。

ただ、モーニングスターは単価が安いため、値上げ幅は限られるかと。仮に2012年時点での出荷価格を60円ほどだとして、7度の値上げの平均値を拾って計算すると現在の出荷価格は90円ほどということになる。

以前のモーニングスターは100円を切る価格で売られていることがほとんどで、安いケースだと68円や78円ということもあった。複数回値上げされた現在の実勢価格は98~128円ほどであるため、前述の出荷価格の計算は大きく外れてはいないかと。

このモーニングスター、ヤマザキのナショナルブランドとしては相当安価であるものの、味や食感に関してはそれほど悪くない。貧相な味覚しか持ち合わせていない私からすれば、ロイヤルブレッドや超芳醇と大して変わらん。

ま、これら高価格帯食パンと同時に食べ比べればさすがに違いも感じるのだろうが。

冒頭でも触れたように、山崎製パンって大手小売りに向けてPBを製造していることも多い。調べてみると非常に多くのヤマザキ製PBが存在し、それらPBの食パンもモーニングスターと同程度か、若干安い価格で売られている。

でもね、この山崎製パンが製造するPBの安物食パンよりモーニングスターの方が美味しく感じるんだよね。貧乏舌の私ですら…ね。

モーニングスターって一般的な食パンの材料の他に、ライ麦粉や麦芽エキス、麦芽粉末を使用しているんですよね。それが香ばしさや風味などに繋がっているのかもしれない。

そうはいっても、100円くらいの食パンをさらに20~50%値引きしている、賞味期限間近の見切り品ばかり狙う私からするとモーニングスターは「値引きされていることがほとんどない食パン」という位置付けなんですよね。

私が通うスーパーやドラッグストアではPBの食パンを扱っていることも多く、モーニングスターの見切り品はまず見かけない。モーニングスターが安いのは分かっているものの、どうしても50~70円で買える見切り品のPBに手が伸びる。

安物食パンの中で比較すればモーニングスターが美味しいのは分かっている。でも見切り品ばかりを狙っているとモーニングスターを手に取る機会はほとんどない。私にとってはある意味モーニングスターは高値の花ですよ。

…食パンに100円すら出せないって、人生終わってるよね…

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