ヤマザキ コッペパンの値上げ情報

ヤマザキ コッペパンの値上げ情報
メーカー 山崎製パン株式会社
商品名 コッペパン
内容量 1個
参考小売価格 130円(税別)
原材料
(ジャム&マーガリン)
小麦粉、苺ジャム、マーガリン、糖類、ショートニング、脱脂粉乳、パン酵母、食塩、発酵風味料、植物油脂、乳化剤、糊料(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、酸味料、香料、イーストフード、加工デンプン、V.C、カロテノイド色素、(原材料の一部に乳成分、小麦、大豆を含む)
栄養成分
1個当たり
エネルギー 471kcal
たんぱく質 9.4g
脂質 19.7g
炭水化物 64.0g
食塩相当量 0.9g
発売日 1986年

ジャム&マーガリン
年月日 内容量&カロリー 参考小売価格(税別)
2001年9月~ 335kcal
(100gあたり)
88円
2004年10月時点 546kcal 88円
2007年12月~ 517kcal 98円
2008年5月~ 517kcal 105円
2009年~ 540kcal 100円
2010年12月~ 475kcal 100円
2011年7月~ 475kcal 100円
2013年7月~ 525kcal 100円
2015年7月~ 525kcal 110円
2018年7月~ 525kcal 115円
2022年1月~ 471kcal 120円
2022年7月~ 471kcal 125円
2023年7月~ 471kcal 130円
2024年中頃~ 420kcal 130円
2025年1月~ 420kcal 約135円

つぶあん&マーガリン
年月日 内容量&カロリー 参考小売価格(税別)
2001年9月~ 336kcal
(100gあたり)
88円
2004年10月時点 578kcal 88円
2007年12月~ 560kcal 98円
2008年5月~ 560kcal 105円
2009年~ 548kcal 100円
2010年12月~ 511kcal 100円
2011年7月~ 511kcal 100円
2013年7月~ 511kcal 100円
2015年7月~ 511kcal 110円
2018年7月~ 511kcal 115円
2022年1月~ 485kcal 120円
2022年7月~ 485kcal 125円
2023年7月~ 485kcal 130円
2024年中頃~ 448kcal 130円
2025年1月~ 448kcal 約135円

ピーナッツクリーム
年月日 内容量&カロリー 参考小売価格(税別)
2001年9月~ 337kcal
(100gあたり)
88円
2004年10月時点 505kcal 88円
2007年12月~ 490kcal 98円
2008年5月~ 490kcal 105円
2009年~ 532kcal 100円
2010年12月~ 455kcal 100円
2011年7月~ 455kcal 100円
2013年7月~ 475kcal 100円
2015年7月~ 475kcal 110円
2018年7月~ 475kcal 115円
2022年1月~ 499kcal 120円
2022年7月~ 499kcal 125円
2023年7月~ 499kcal 130円
2024年中頃~ 436kcal 130円
2025年1月~ 436kcal 約135円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2007年
88円→98円
小麦の政府売渡価格は2007年4月に1.3%、10月からさらに10%値上げされ、また油脂類や乳製品、包装資材など原材料価格の上昇も続き、企業努力の範囲内ではもはや吸収できない状況に。
2008年
98円→105円
2007年12月に値上げしたが、小麦の国際価格はその後も急騰を続け、2008年4月に小麦の政府売渡価格は30%の値上げに。引き続き高品質で安全・安心の製品を提供するため価格改定。
2011年
約5%値上げ
小麦の国際価格は、世界的な異常気象による生産量減少や新興国の需要拡大などにより、輸入小麦の政府売渡価格は昨年10月対比18%上昇。その他原材料価格の上昇も続き価格改定を実施。
2013年
3~6%値上げ
本年4月から輸入小麦の政府売渡価格が平均9.7%引き上げられ、加えて円安の進行もあり油脂類、乳製品、包装材料などの価格も上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。
2015年
平均3%値上げ
世界的な食糧需要の増加や急激な円安の影響等により、パン製品の主要原料である小麦粉や油脂類、乳製品、砂糖類などの価格が上昇。引き続き安全・安心な製品を提供するため価格改定。
2018年
平均4.5%値上げ
輸入小麦価格は昨年4月と10月に続いて3期連続の値上げとなり、また乳製品や油脂などの原材料、電気、ガス、軽油なども上昇、さらに物流費、人件費も増加しているため価格改定を実施。
2022年1月
平均6.8%値上げ
2021年10月から輸入小麦の政府売渡価格が19%引き上げられ、また油脂類、糖類などの原材料価格も高騰。エネルギーや物流費、人件費も上昇しており、コスト吸収の限界を超えたため。
2022年7月
平均4.3%値上げ
本年1月に製品価格を改定したものの、その後も小麦の国際価格は急騰。本年4月から小麦の政府売渡価格が17.3%引き上げられ、油脂類や糖類などの原材料価格も高騰が続いているため。
2023年
平均6.8%値上げ
2023年4月からパン製品の主要原料である小麦粉が値上げされ、また、油脂類、糖類、卵、乳製品、包装資材などの原材料価格、エネルギーコストや物流費も上昇しているため。
2025年
平均5.3%値上げ
包装材料やカカオ豆等の価格が高騰しており、また油脂、砂糖、乳製品等の価格も高止まりの状態が継続。さらに人件費、物流費、エネルギーコストが上昇しているため価格改定を実施

参考サイト
公式サイト 山崎製パン株式会社
2001年 88円 山崎製パン 製品情報
2004年時点の栄養成分 山崎製パン 栄養成分表
2007年 98円に値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2008年 105円に値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2009年 100円に値下げ? 日本食糧新聞
2010年 栄養成分激減 山崎製パン 栄養成分表
2011年 約5%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2013年 2~6%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2015年 平均3%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2018年 平均4.5%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2022年1月 平均6.8%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2022年7月 平均4.3%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2023年 平均6.8%値上げ 山崎製パン ニュースリリース
2025年 平均5.3%値上げ 山崎製パン ニュースリリース

ヤマザキ コッペパンの値上げ解説

山崎製パンの菓子パンの中においてトップクラスのコストパフォーマンスを誇るのが「コッペパン」。実勢価格100円程度で500kcal弱のカロリーが摂取できるのだから、まさに私のような貧乏人の強い味方。

山崎製パンのコッペパンが発売されたのは1986年。当時の価格までは調べられませんでしたが、2001年時点の価格は88円。1990年代にはすでに88円だった模様。

1個あたりの栄養成分(カロリー)まで確認できるのは2004年で、当時は一番人気の「ジャム&マーガリン」が546kcal、「つぶあん&マーガリン」が578kcal、「ピーナッツ」は505kcalとなっていました。

2007年、原材料価格の高騰などを理由に95円に値上げ。翌2008年にも値上げを行い税別100~105円程度になっています。

しかしリーマンショックの影響で景気が減速し、原材料価格も大幅に下がったことから山崎製パンは一部のパンで値下げを行います。コッペパンが値下げの対象に入っていたかは不明ながら、この時点で価格は100円。

その後山崎製パンは2013年に値上げを行うも、この企業は対象商品を明らかにしないセコイ体質であるためコッペパンが値上げ対象になっていたかは分からない。

ただ、仮に値上げされていたとしても大幅なものではなく、せいぜい5円ほどといったところ。この時点でコッペパンの参考小売価格は100~105円ということになります。

一見すると「値上げを抑えた良心的なパン」ではあるものの、その裏にはこっそりひっそりステルス値上げが存在する。

2010年頃にジャム&マーガリン540kcal→475kcal、つぶあん&マーガリン548kcal→511kcal、ピーナッツクリーム532kcal→455kcalになっているからな。内容量を1割以上減らしているんだから、事実上10~15円値上げされたようなもん。

しかも2015年の値上げで税別110円に。2018年にもヤマザキは大規模な値上げを行うも、前述のとおり対象にコッペパンが入っていたかは不明。仮に入っていたとしたら値上げ幅は5円くらい、税別115円ほどになったと思われます。

それでもまだこの頃までは特売時68円とかで買えたからよかった。

ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で物価高が顕著になってきた2022年、山崎製パンは1月と7月に値上げを実施し、さらに2023年7月、2025年1月にも値上げ。

ヤマザキは相変わらずの値上げ対象商品隠ぺい体質であるため、この間コッペパンが具体的にどういった値上げの経緯を辿ったかは不明ながら、2025年1月の値上げ時点での参考小売価格は135~140円になり現在に至ります。

これだけ値上げにご執心のヤマザキにもかかわらず、2024年はコッペパンの値上げしていない…で、ちょっと調べてみたら2024年中頃からガッツリカロリーが減っていた。平均して1割程度だろうか。

具体的には「ジャム&マーガリン」が471kcalから420kcalに、「つぶあん&マーガリン」が485kcalから448kcalに、そして「ピーナッツクリーム」が499kcalから436kcalへと激減。

ほんとえげつないことするな、ヤマザキ。2023年過去最高益、2024年も業績絶好調の企業はやることが違う。

ちなみにヤマザキ コッペパンの店頭での実勢価格は98~118円くらい。かつては68円くらいで買えた特売時も現在は88円くらいが限界の模様。

それでもね、すべてのパンが値上げされまくっているため、コッペパンの相対的な安さは相変わらずなのよ。

5個入りから4個入りに減少してしまうも相変わらず「高コスパ」としてもてはやされる、同じヤマザキの「薄皮シリーズ」と比べてみよう。

薄皮シリーズにおいて飛びぬけた重量を誇る「薄皮つぶあんぱん」は133kcal×4個の計532kcalで実勢価格は128~158円。一方の「コッペパン つぶあん&マーガリン」は448kcalで実勢価格98~128円なのだ。

ピーナッツクリームはもっと顕著よ。

「薄皮ピーナッツパン」は112kcal×4個で計448kcal、一方の「コッペパン ピーナッツクリーム」は436kcalとほとんど一緒。2024年まではコッペパンのほうが30~50円安いうえに内容量は多いという素晴らしい商品だったんだけどね。

それでもヤマザキの中では高コスパであることは間違いない。

…まあ、食べている様を考えると、「一つひとつが小さい薄皮シリーズをハムハムする=優雅」「大きいコッペパンをガジガジかじる=粗暴」という点も価格に含まれている気もするが、そこはあえて触れないでおこう。

そんな高コスパのコッペパンだが、私クラスになると特売時でもまだ高い。そう、賞味期限が迫った半額の見切り品を狙うのだ。そうすることでコッペパンを50~70円でゲットできるからな。

え?「賞味期限間近だとせっかくのふわふわパンが固くなっちゃう」って?

そんなん気にしてたら餓死するわ! 私の貧乏っぷり舐めるなよっ!!(クズ)

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