LOOK(ルック) ア・ラ・モードの値上げ情報

LOOK(ルック) ア・ラ・モードの値上げ情報
メーカー 株式会社不二家
商品名 LOOK(ルック) ア・ラ・モード
内容量 12粒(46g)
参考小売価格 120円(税別)
原材料 砂糖、植物油脂、カカオマス、全粉乳、ココアバター、バナナソース、パインアップルソース、ストロベリーソース、乳糖、脱脂粉乳、アーモンドペースト、生クリームソース(乳成分を含む)、アーモンドパウダー、酒精飲料/乳化剤(大豆由来)、トレハロース、香料(乳・ごま・大豆由来)、酸味料、着色料(紅麹、紅花黄、クチナシ)
栄養成分
1箱(46g)
エネルギー 268kcal
たんぱく質 2.7g
脂質 18.4g
炭水化物 22.8g
食塩相当量 0.046g
発売日 1962年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1962年~ 不明 50円
1998年時点 49g 100円
2003年9月~ 46g 100円
2008年10月~ 45.8g 115円
2010年8月~ 41g 100円
2012年3月~ 42g 100円
2013年1月~ 50g 100円
2015年2月~ 47g 100円
2015年9月~ 47g 110円
2019年頃~ 46g 110円
2022年7月~ 46g 120円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
49g→46g 4つの味がホイップクリームになり、さらにおいしくなった。
46g→45.8g
100円→115円
LOOKブランドサイトでファン投票1位だったナッツが入って新登場。
45.8g→41g
115円→100円
ムースタイプのクリームに変更し、ふんわりとしたソフトな味わいに。
41g→42g ルック発売50周年にあたり、「SWEETボイスプレゼント」キャンペーンを実施。
42g→50g チョコレート1粒が大きくなり、センタークリームを増量。
50g→47g ルックの特徴であるセンタークリームをよりおいしく味わえるよう改良。フルーツ味(バナナ・ストロベリー)は、超小粒ゼリー入りでフルーティーに。
100円→110円 口どけ滑らかですっきりした味に改良。
47g→46g 不明
110円→120円 世界的な原材料価格の高騰や物流費の上昇に加え、原油価格高騰による包装資材価格の上昇が続き、コスト吸収が企業努力で対応できる範囲を超える状況になったため。

参考サイト
公式サイト 株式会社不二家
1998年 49g 100円 きぶんはちょこ
2003年 46g 100円 不二家 商品情報
2008年 45.8g 115円 不二家 商品のご紹介
2010年 41g 100円 不二家 商品のご紹介
2012年 42gに実質値下げ 不二家 商品のご紹介
2013年 50gに実質値下げ 不二家 商品のご紹介
2015年 47gに実質値上げ 不二家 商品のご紹介
2015年 110円に値上げ 不二家 商品のご紹介
2022年 120円に値上げ 不二家 ニュースリリース

ルック ア・ラ・モードの値上げ解説

1962年発売と60年にも及ぶ歴史を持つ不二家の「LOOK(ルック)ア・ラ・モード」。1962年の発売時から現在まで12粒、4種のフレーバーという点は踏襲されており、パッケージデザインも大きく変わっていない点は素直にすごいと感じる。

LOOK(ルック)発売時のパッケージ

大きな違いは、現在と違い12粒すべて繋がっていた点と、「ア・ラ・モード」というサブネームが付いていなかったところくらいか。

LOOK(ルック)発売時の価格は50円。1962年当時産まれていなかった私にとって、この価格が高いのかどうかは分からないものの、同年の森永製菓 ミルクキャラメルが12粒で20円であったこと考えると、それなりに高価だった可能性が。

確認できる範囲では、1998年時点での価格は税別100円、内容量は12粒で49g。

2003年には46gに実質値上げするも、カロリーは1箱262kcalのまま変わっていない。リニューアルに際し「4つの味がホイップクリームになった」とのことなので、このあたりに重量減も熱量維持の理由があるのでしょう。

その後2008年には内容量こそ45.8gとほぼ横ばいながら、価格を税別115円(税込120円)に値上げします。しかし2010年には再び税別100円に戻したうえで、内容量を41gに減らす対応に。何があった?

ここまでなら「なんだかんだいってルックも値上げ傾向なのね」という話になるのですが、2013年には価格を100円で据え置いたまま内容量を42gから50gへと約20%の増量。

ホームパイの大袋ではあれだけ鬼畜なステルス値上げを繰り返した不二家とは思えない対応…なんか悪いものでも食べたのか? 不二家お得意の異物混入菓子とか。

その後2015年に47gへの実質値上げと税別110円への値上げが行われ、2019年には微減となる46gへ。価格は10円値上げされたものの、内容量は2000年当時に戻った格好。そして2022年には120円に値上げされる。

これら推移を見るに、ルック ア・ラ・モードの値上げは限定的だと感じる。

この20年で見ると、例えば明治の板チョコ「ミルクチョコレート」は2003年に50gから70g(100円)に増量するものの、現在は50g・120円にまで値上げされています。ロッテのガーナや森永のミルクチョコレートもほぼ同様の動き。

一方、Look(ルック)ア・ラ・モードは2000年初頭の大増量こそありませんが、増減を繰り返しながらも46g・120円に落ち着いてる。

そもそも、12分割したチョコレートというのは1枚の板チョコよりコストがかかると思われ、事実森永製菓のダースは42gで120円です。

しかもルック ア・ラ・モードは4種の味となっているため、製造工程の多さはダース以上でしょう。そう考えると、ルック ア・ラ・モードは良心的な商品といえます。

たださぁ…LOOK(ルック)というネーミングって絶望的に古臭いよね。DARS(ダース)もやや時代を感じるが、ルックに比べればナウですよ。いかにも古臭い昔のワイドショー「ルックルックこんにちは」のとばっちりの可能性も。

さすがにそこは1962年発売のお菓子、こういった古さも受け入れ、思い出補正も含めて一つひとつ味わうのが正解か。

少なくともここ20年においてルック ア・ラ・モードはほとんど値上げを行っていないという意外な結論に。流行りのハイカカオチョコもいいけど、たまにはルックで若い頃の記憶を呼び戻してみては?

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