アンパンマンチョコレートの実質値上げ情報

アンパンマンチョコレートの実質値上げ情報
メーカー 株式会社不二家
商品名 アンパンマンチョコレート
内容量 69g(18粒)
参考小売価格 240円(税別)
原材料 砂糖、植物油脂、全粉乳、カカオマス、乳糖、ミルクカルシウム(乳成分を含む)/乳化剤(大豆由来)、香料、チャ抽出物
栄養成分
1粒(4g)
エネルギー 23kcal
たんぱく質 0.3g
脂質 1.4g
炭水化物 2.2g
食塩相当量 0.008g
発売日 1989年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2002年10月時点 74g 200円
2011年9月~ 65g 200円
2016年9月~ 69g 200円
2025年2月~ 69g 240円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2011年9月
74g→65g
リニューアル
2016年9月
65g→69g
日頃のご愛顧に感謝して1粒増量。
2025年2月
200円→240円
世界的な原材料価格の高騰や包装資材価格の高騰に加え、輸送コストの上昇が続いている中、コストを吸収すべく務めてきたが、企業努力で対応できる範囲を超える状況になったため。

参考サイト
公式サイト 株式会社不二家
2003年 74g 200円 不二家 商品情報
2011年 65gに実質値上げ 不二家 商品のご紹介
2016年 69gに実質値下げ 不二家 商品のご紹介
2025年2月 240円に値上げ 不二家 ニュースリリース

アンパンマンチョコレートの値上げ解説

不二家のアンパンマンシリーズにおいて、最も有名なのは「アンパンマン ペロペロチョコ」でしょう。しかしアンパンマンのキャラクターを形どった「アンパンマンチョコレート」の存在を忘れてもらっては困る。

このアンパンマンチョコレート、現在は内容量69g(18粒)に対し、参考小売価格は税別240円。一方、約20年前にあたる2002年時点の規格を見てみると、内容量74gで税別200円だったことが確認できます。

不二家に限らずガンガン値上げやステルス値上げしているチョコレート菓子に比べると、アンパンマンチョコレートの価格や内容量はそれほど変わっていないことが見て取れるかと。

ここ20年間の価格を調べてみても、アンパンマンチョコレートは2025年1月まで税別200円を堅持しています。子供向け商品ということもあり、極力値上げは行わない意向だったのかもしれません。

一方の内容量に関しては、74gのまま2010年9月末で一度販売を終了しており、2011年9月のリニューアル発売時に65gへと実質値上げ。その際、パッケージを特殊な形に変更しています。

アンパンマンチョコレートのパッケージ変遷

貧乏人の私としては「余計なところにコストをかけて内容量減らすなよ」と感じてしまうが…子供心にはこの特殊なパッケージの方が“刺さる”と不二家は判断したのだろうか?

しかし2015~2016年頃には元の四角いパッケージに戻る。「凝ったパッケージに変えてはみたものの、思いのほか販売に寄与しないしコストもかかるから四角にもどそっか?」というやり取りが目に浮かぶわ。

ただ、パッケージを四角に戻して間もない2016年9月から1粒増やし69gとする実質値下げを行い現在に至っています。このあたりには不二家の良心を感じる。

とはいえ、味や滑らかさに定評があるロッテのガーナや明治のミルクチョコレートが内容量50gに対し希望小売価格190円ほどである点を鑑みるに、69g・240円のアンパンマンチョコレートに割高感はない。

ミルクチョコとイチゴチョコ、チョコレートを組み合わせたアンパンマン ペロペロチョコと違い、アンパンマンチョコレートは普通のミルクチョコレートを成形しただけの商品で、味に特筆すべきものはないけどね。

しかしこういった商品の価値は味ではない。アンパンマンであることに意味があるのだ。キャラクター使用料まで勘案すれば十分良心的な価格設定といえるのではないでしょうか。17種類の形を用意するなど手も込んでるしね。

ガーナの方が美味しいしコスパも良いじゃ~ん」とかアホなことを言っている心の貧しい奴には、ぜひアンパンチを食らわせてやってほしい。

…あれ、窓の外に誰かがいるぞ?

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