ハーゲンダッツ ギフト券の値上げ情報
メーカー | ハーゲンダッツ・ジャパン株式会社 |
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商品名 | ハーゲンダッツ ギフト券(旧ミニカップギフト券) |
内容量 | 1枚(325円商品2個と交換) |
希望小売価格 | 814円(非課税) |
原材料 | 紙、インク、ぼったく利益 |
栄養成分 1枚 |
エネルギー 0kcal たんぱく質 0.0g 脂質 0.0g 炭水化物 0.0g 食塩相当量 0.0g |
発売日 | 1992年4月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(非課税) |
2000年2月時点 | 1枚 | 610円 |
2008年6月~ | 1枚 | 660円 |
2015年3月~ | 1枚 | 682円 |
2019年6月~ | 1枚 | 740円 |
2023年4月~ | 1枚 | 814円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
610円→660円 | なし(ミニカップ値上げしたからギフト券も値上げするわ) |
660円→682円 | なし(ミニカップ値上げしたからギフト券も値上げするわ) |
682円→740円 | なし(ミニカップ値上げしたからギフト券も値上げするわ) |
740円→814円 | エネルギーコストの上昇や急激な円安を背景にした原材料価格や包装資材の高騰に加え、物流コストの上昇も進み、企業努力だけでコストアップ吸収は極めて困難と判断し価格改定。 |
参考サイト | |
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公式サイト | ハーゲンダッツ |
2000年 610円 | ハーゲンダッツ ラインアップ |
2023年 814円に値上げ | ハーゲンダッツ ニュースリリース |
ハーゲンダッツ ギフト券の値上げ解説
ハーゲンダッツのミニカップ、クリスピーサンド、バーのいずれか2個と交換できる「ギフト券」が存在するのをご存知ですか? ビール券などと同様に主に贈答用として用いられる紙っきれですね。
2000年頃は「ミニカップギフト券」「パイントギフト券」「プチセレクションギフト券」の3種が存在していましたが、現在はミニカップギフト券の後継となる、1個売りの商品2個と交換できる「ギフト券」のみが存在。
以前はミニカップ、クリスピーサンド、バーそれぞれ価格が異なっていたためミニカップ限定のギフト券となっていましたが、現在この3種は295円で横並びとなっているため、これらのいずれか2点を選べるようになっています。
2000年頃のミニカップギフト券の価格は税込610円。当時のミニカップ2個の価格は税別500円(税込525円)だったため、85円ほど割高ということになる。ギフト券にも額面が印字されているので分かりやすいかと。
2008年にミニカップが税別250円から270円に値上げされると、ミニカップギフト券もしれっと660円に値上げ。額面は92円割高となる568円になるのだが、消費税が5%だった当時のミニカップ2個の価格は567円だんだよね。なぜ568円?
消費税が8%に増税された2014年になると、ミニカップは税込価格を維持するため263円に値下げしつつ内容量を従来の120mlから110mlへと減量。消費税増税に合わせたステルス便乗値上げといって差し支えないだろう。
しかしこの時ミニカップギフト券の価格に変化なし。ギフト券は消費税を含んだ価格なので当然といえば当然なのだが、120mlから110mlに実質値上げされた分だけ損したことになる。
翌2015年にはミニカップが272円に値上げされ、それに伴ってギフト券は682円(額面588円)に。ミニカップを定価で2個購入すると587.5円だからこの額面なんだろうが、ギフト券はそれより94円割高。
そしてミニカップやクリスピーサンド、バーなどが一気に295円に値上げされた2019年、ギフト券も740円に大幅値上げ。ミニカップ等を定価で2個買った時の価格が637.2円になったことから額面は638円に。
額面に対して販売価格は100円以上割高になったよ。
さらに、ミニカップやクリスピーサンドなどが325円に値上げされた2023年、ハーゲンダッツ ギフト券も814円へと大幅な値上げを行います。
325円×2個×消費税8%で額面は702円、一方の販売価格は814円…差額は広がるばかり。
ビール券などに代表されるギフト券の販売価格が額面より高いことは珍しくないが、それにしてもハーゲンダッツのギフト券は差額が大きすぎる気がする。
諸経費がかかるうえ、実売価格と額面の差への対応が小売店によって異なる等潜在的な欠陥も多く、額面より高くなってしまうのは仕方ない面もあるが…実際大手ビール会社はそういった事情でビール券から撤退したと言われているしね。
にしても…ギフト券が610円だった頃の商品価格との差額は85円だったのに、値上げされるごとに92円、94円、102円、112円と差額が広がっているあたりに、ぼったくり精神旺盛なハーゲンダッツの姿勢が垣間見える。
ちなみに、ギフト券には使用期限がないため昔のものを使うこともできますが、使用する際に現在の価格との差額を請求されることになっています。が、実際は実売価格との兼ね合いで差額を支払うどころかお釣りが出ることも。
このあたりは小売店によって対応が異なるので要確認。
ハーゲンダッツのギフト券はミニカップの値上げに伴いどんどん高くなっていることが見て取れます。必要以上にな。それでなくてもハーゲンダッツは“ブランド料”が多分に含まれた強気の価格設定だというのに。
こういった商品は主に贈答目的ですよね。どうしてもハーゲンダッツじゃなきゃダメという特殊な事情がない限り、広く使用できるスーパーやデパートの商品券のほうが喜ばれるし、“ぼったくられ感”も感じずに済むでことでしょう。