ハーゲンダッツ バーの値上げ情報

ハーゲンダッツ バーの値上げ情報
メーカー ハーゲンダッツ・ジャパン株式会社
商品名 ハーゲンダッツ バー(旧クランチークランチ)
内容量 80ml
希望小売価格 325円(税別)※2026年3月から345円
原材料
(バニラチョコレートマカデミア)
クリーム(生乳(北海道))、ミルクチョコレートコーチング、脱脂濃縮乳、砂糖、フライマカデミアナッツ、卵黄/バニラ香料、植物レシチン、(一部に乳成分・卵・大豆を含む)
栄養成分
1本(80ml)
エネルギー 280kcal
たんぱく質 4.0g
脂質 21.8g
炭水化物 16.9g
食塩相当量 0.1g
発売日 1984年(日本展開)

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2000年2月時点 80ml 240円
2008年6月~ 80ml 250円
2013年6月~ 80ml 260円
2014年4月~ 80ml 263円
2015年3月~ 80ml 272円
2019年6月~ 80ml 295円
2023年4月~ 80ml 325円
2026年3月~ 80ml 345円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2008年6月
240円→250円
主原料である牛乳、卵黄、砂糖の価格上昇や、原油高による資材価格の高騰に対応するため。
2013年6月
250円→260円
名称を「アイスクリームバー」から「クランチークランチ」にリニューアル。
2014年4月
260円→263円
原材料価格の高騰を受け、今後も高品質な商品を安定的に提供するため。
2015年3月
263円→272円
乳原料および副原料の需要逼迫や価格の高騰、包装資材価格やエネルギーコストなどの上昇により品質の維持が困難に。企業努力だけではコストアップの吸収は極めて困難であるため。
2019年6月
272円→295円
原材料価格などさまざまなコストの上昇により品質の維持が困難に。企業努力だけではコストアップの吸収は極めて困難であるため。
2023年4月
295円→325円
エネルギーコストの上昇や急激な円安を背景にした原材料価格や包装資材の高騰に加え、物流コストの上昇も進み、企業努力だけでコストアップ吸収は極めて困難と判断し価格改定。
2026年3月
325円→345円
原材料および包装資材の価格やエネルギーコストの上昇に加え、物流費、人件費などの高騰が重なり、企業努力だけではコストアップの吸収は極めて困難であると判断し価格改定。

参考サイト
公式サイト ハーゲンダッツ
2000年 80ml 240円 ハーゲンダッツ ラインアップ
2008年 250円に値上げ ライブドアニュース
2013年 260円に値上げ 日本食糧新聞
2014年 263円に値上げ ハーゲンダッツ ニュースリリース
2015年 272円に値上げ ハーゲンダッツ ニュースリリース
2019年 295円に値上げ ハーゲンダッツ ニュースリリース
2023年 325円に値上げ ハーゲンダッツ ニュースリリース
2026年3月 345円に値上げ ハーゲンダッツ ニュースリリース

ハーゲンダッツ バーの値上げ解説

ミニカップやクリスピーサンドが主力商品であるハーゲンダッツの商品群の中ではいまいち地味な存在である「バー」。そんな背景もあってか何度かリニューアルを実施しつつ値上げが繰り返されています。

ハーゲンダッツ バーの2000年当時の内容量は80mlと現在と変わらないものの、価格は85円も安い税別240円でした。

2008年に原材料価格の高騰などを理由に250円に値上げされ、2013年には「クランチークランチ」に名称を変更しつつ260円に値上げ。2014年4月には3円だけ高くなり263円に。たった3円の値上げでも公表するあたり誠実といえる。

ただ、2014年4月といえば消費税がそれまでの5%から8%に引き上げられた時期。

それに合わせてミニカップはそれまでの税込価格を維持するため税別270円から263円に値下げしたのに対し、バーやクリスピーサンドは3円値上げ。消費税増税分も含めると11円の値上げになるからね。

2015年になると、ミニカップやクリスピーサンド同様272円に値上げされ、2019年295円、2023年325円、2026年3月には345円へと大幅値上げ。存在は地味だが値上げはきっちり行うらしい。ちなみにクランチークランチの名称は2018年に消滅している。

ハーゲンダッツ クランチークランチ終了

通年商品である「バニラチョコレートマカデミア」は、他のクランチ系アイスと違いチョコレートにマカダミアナッツを練り込んでいるのが特徴。…ハーゲンダッツ的には「マカダミア」ではなく「マカデミア」なのね。

マカダミアナッツを使用しているあたりに高級アイスとしてのプライドを感じるものの、個人的にはアーモンドの方が好きなんだよね。え? 知ったこっちゃないって?

だからハーゲンダッツのバニラチョコレートマカデミアを食べるくらいなら、明治乳業の「パルム アーモンド&チョコレート」を食したい。パルムの方が安くて量多いしね。このあたりは好みの問題なんだろうが。

というか、気取らずハッキリ言ってしまうと、ケチ&貧乏舌の私としてはラクトアイスレベルの安いアーモンドチョコバーで十分なんだよね。

チョコレートコーティングされていると中のバニラアイスの濃厚さがかき消されてしまう感じており、香ばしいナッツが練り込んであればなおさら。そんなチョココーティング系アイスに1本300円超とか狂気の沙汰ですよ。

「良いものを食べている」という心理的な満足感も含めてハーゲンダッツ バニラチョコレートマカデミアをチョイスするのであればいいのだろうが、私はそこに満足感を得るほど心にも懐にも余裕はない。

「高いハーゲンダッツ バニラチョコレートマカデミアより、安いアーモンドチョコバーのほうがコスパが良いからお得だもんね!」と自分に言い聞かせ、今日も安いアイスをもぐもぐする日常が繰り返されますよ。

ただ、何度か期間限定で販売している「ザッハトルテ」には軽い衝撃を受けた。

ハーゲンダッツ ザッハトルテ

チョコレートアイスが濃厚なのはもちろんのこと、ザッハトルテの大きな特徴であるアプリコットソースを閉じ込めるため2重のチョコレートコーティングを施すという凝った作り。

乳脂肪分14%のチョコレートアイスに2層のチョコレートコーティング…これでもかというほど濃厚なチョコ感の中にアプリコットソースのアクセント…見た目・造り・味で高級感をこれでもかと押し付けてくる。あれは心底美味しいと感じた。

…もちろんごちそうしてもらったんだけどね。

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