クランチ ミニのステルス値上げ情報
メーカー | ネスレ日本株式会社 |
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商品名 | クランチ ミニ |
内容量 | 4.6g×16個(73.6g) |
参考小売価格 | 500円(税別) |
原材料 | 準チョコレート(砂糖、植物油脂、カカオマス、全粉乳、乳糖)、ライスパフ(米粉、砂糖、麦芽エキスパウダー、食塩)/加工でん粉、乳化剤(大豆を含む)、香料 |
栄養成分 1個(4.6g) |
エネルギー 26kcal たんぱく質 0.31g 脂質 1.6g 炭水化物 2.6g 食塩相当量 0.016g |
発売日 | 不明 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2010年4月時点 | 6.1g×24枚 (146.4g) |
500円 |
2011年9月~ | 6.1g×22枚 (134.2g) |
500円 |
2013年9月~ | 4.6g×24個 (110.4g) |
500円 |
2016年7月~ | 4.6g×18個 (82.8g) |
500円 |
2022年6月~ | 4.6g×16個 (73.6g) |
500円 |
2023年3月~ | 販売終了 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
24枚→22枚 | ネスレ クランチのチョコレートが新しくなって登場!! |
6.1g→4.6g 22枚→24枚 |
なし |
24枚→18個 | なし |
18個→16個 | カカオ豆や砂糖、全粒粉、小麦といった原材料価格の高騰や円安進行により。 |
参考サイト | |
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公式サイト | ネスレ日本株式会社 |
2010年 146.4g 500円 | 風が吹けば桶屋が儲かる? |
2011年 134.2gに実質値上げ | ネスレ 製品ラインナップ |
2013年 110.4gに実質値上げ | ネスレ 製品ラインナップ |
2016年 82.8gに実質値上げ | ネスレ 製品ラインナップ |
2022年 73.6gにステルス値上げ | BCN |
2023年 販売終了 | ネスレ よくあるご質問 |
クランチ ミニの値上げ解説
ネスレが扱う数少ないお菓子の中において、キットカットがあまりにも偉大過ぎる一方で、完全に窓際族と化しているのが「エアロ」と「クランチ」の2商品。特にクランチは半ば“忘れさられた存在”と言っても過言ではないのかもしれません。
昔は複数の商品を展開していたクランチも、現在のラインナップは大袋である「クランチ ミニ」のみ。しかもエアロ同様公式サイトに商品の写真すら掲載してもらえない悲しい状況となっています。
そんなクランチ、情報が少ないため2010年以前の内容量は確認できませんでしたが、2010年時点では1枚6.1g24枚入の計146.4gで税別500円でした。
翌2011年に22枚入(134.2g)にステルス値上げされ、2013年には再び24枚に戻したものの1枚の重量は4.6gに激減し、内容量計は110.4gに。エアロとおんなじ流れだな。
ちなみに、このタイミングで単位を「枚」から「個」に変更している。そりゃそうだよね、板チョコ形状からこんもり形状にしつつ、これだけ小さくなったら「枚」とはいえないよね。
それからも値上げは続き、2019年には一気に6個も減って18個、2022年6月にはさらに2個減って16個にステルス値上げ。2010年時点で146.4gあった内容量は、たった10年ちょっとで73.6g…まさに半減ですよ。もちろん値段は変わらずにな。
昔は「ネッスル クランチ」としてCMも流していたし、昭和から平成の中頃まではそれなりに力を入れていた模様。
しかし、どんどん人気になっていくキットカットとは対照的に、思うように売れないクランチやエアロに注力するのは無駄だという経営判断が働いたか。徹底的にステルス値上げをし原価を下げることでブランドを維持するコストを捻出している印象。
だって、キットカット ミニの大袋が内容量139.2gで希望小売価格税別500円なのに対し、エアロ ミニは63g・500円、クランチ ミニは73.6g・500円って、どう考えても積極的に売る気ないよね。
昔は不動の人気を誇るロッテのクランキーにガチンコ勝負を挑むかのような強気な商品もあったんだけどねぇ…竹やりでB29を落とさんとするくらいの気概は感じる。
クランチは今でも本国イギリスなどでは板チョコなど様々なラインナップがあるらしいが、日本のクランチブランドは風前の灯火ですよ。
兵どもが夢の跡。
…などと書いていたら、2023年3月にクランチミニは本当に販売終了になっちゃったよ。とりあえず現状ではエアロは生き残っているものの、もしかしたらこちらも時間の問題なのかもなぁ…