ガストの値上げ・ステルス値上げ情報
運営会社 | 株式会社すかいらーくレストランツ |
---|---|
店名 | ガスト |
創業 | 1992年 |
ハンバーグステーキ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2017年頃~ | 449円 |
2022年4月~ | 544円 |
2022年7月~ | 599円 |
2022年10月~ | 地方都市 599円 都市部 599円 超都心 649円 |
THEガストハンバーグ | |
2023年4月~ | 地方都市 591円 都市部 636円 超都心 682円 |
鉄板目玉ハンバーグ | |
2023年11月~ | 地方都市 545円 都市部 591円 超都心 636円 |
2024年4月~ | 地方都市 564円 都市部 609円 超都心 655円 |
チーズINハンバーグ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2008年11月 | 480円 |
2008年12月~ | 499円 |
2019年~ | 599円 |
2022年4月~ | 635円 |
2022年7月~ | 699円 |
2022年10月~ | 地方都市 699円 都市部 749円 超都心 799円 |
2023年4月頃~ | 地方都市 682円 都市部 727円 超都心 773円 |
2023年11月~ | 地方都市 636円 都市部 682円 超都心 727円 |
ミックスグリル | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2008年11月 | 680円 |
2008年12月~ | 699円 |
2016年4月時点 | 749円 |
2019年~ | 799円 |
2021年~ | 899円 |
2022年~ | 999円 |
2022年10月~ | 地方都市 999円 都市部 999円 超都心 999円 |
鉄板ハンバーグミックスグリル | |
2023年11月~ | 地方都市 727円 都市部 773円 超都心 818円 |
2024年4月~ | 地方都市 745円 都市部 791円 超都心 836円 |
ハンバーグ&チキン南蛮 | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2013年時点 | 649円 |
2018年時点 | 749円 |
2019年~ | 799円 |
2022年10月~ | 地方都市 799円 都市部 799円 超都心 849円 |
THEガストハンバーグ&チキン南蛮 | |
2023年4月~ | 地方都市 773円 都市部 818円 超都心 864円 |
2023年11月~ | 販売終了 |
チーズONチーズINハンバーグ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2019年 | 699円 |
2019年~ | 799円 |
2020年~ | 販売終了 |
2023年11月~ | 地方都市 727円 都市部 773円 超都心 818円 |
2024年4月~ | 地方都市 745円 都市部 791円 超都心 836円 |
ハンバーグ&カットステーキ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2016年4月時点 | 849円 |
2019年~ | 1,099円 |
2020年~ | 販売終了 |
若鶏のグリル(大葉・ガーリック) | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2008年11月 | 480円 |
2008年12月~ | 499円 |
2016年4月時点 | 499円 |
~2019年 | 649円 |
2019年~ | 699円 |
2022年~ | 709円 |
2022年10月~ | 地方都市 749円 都市部 799円 超都心 849円 |
2023年4月~ | 地方都市 500円 都市部 682円 超都心 773円 |
2023年11月~ | 地方都市 545円 都市部 727円 超都心 773円 |
2024年4月~ | 地方都市 564円 都市部 745円 超都心 791円 |
オムライス | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2019年 | 649円 |
2019年~ | 699円 |
2022年~ | 799円 |
2022年10月~ | 地方都市 799円 都市部 849円 超都心 849円 |
2023年4月~ | 販売休止 |
2023年9月~ | 地方都市 818円 都市部 818円 超都心 864円 |
2023年11月~ | 地方都市 864円 都市部 864円 超都心 909円 |
2024年4月~ | 地方都市 882円 都市部 882円 超都心 927円 |
海老のトマトソーススパゲティ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2013年時点 | 499円 |
2016年4月時点 | 579円 |
2018年時点 | 549円 |
2019年~ | 599円 |
2022年~ | 販売終了 |
トマトソーススパゲティ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2013年時点 | 399円 |
2016年4月時点 | 449円 |
2019年~ | 499円 |
2022年~ | 509円 |
2022年10月~ | 販売終了 |
マヨコーンピザ | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2013年時点 | 399円 |
2016年4月時点 | 399円 |
2019年~ | 499円 |
2022年~ | 549円 |
2022年10月~ | 地方都市 599円 都市部 649円 超都心 649円 |
2023年4月~ | 地方都市 591円 都市部 636円 超都心 636円 |
2023年11月~ | 地方都市 455円 都市部 455円 超都心 455円 |
きのこ雑炊 | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
2013年時点 | 399円 |
2016年4月時点 | 399円 |
2019年~ | 499円 |
2020年頃~ | 販売終了 |
パンケーキ系 | |
---|---|
年月日 | 価格(税別) |
~2019年 | 549円 |
2019年~ | 599円 |
2022年~ | 609円 |
2022年10月~ | 地方都市 609円 都市部 609円 超都心 609円 |
年月日 | 参考サイト |
---|---|
2006年4月 | すかいらーく公式サイト |
2013年 | ガスト公式サイト |
2016年4月 | ピンタレスト |
2022年10月 値上げ | ガスト お知らせ |
2023年4月 大幅メニュー改定 | 食品産業新聞社 |
2023年11月 30品目値下げ | すかいらーくHD プレスリリース |
2023年11月 30品目値下げ | すかいらーくHD プレスリリース |
2024年4月 メニューの6割値上げ | すかいらーくHD プレスリリース |
ガストの値上げの解説
かつて隆盛を誇ったすかいらーくに入れ替わるように登場したガスト。すかいらーくグループの中核をなす洋食ファミリーレストランと言っていいでしょう。
メニューの入れ替えが激しいこと、昔のメニューの確認が断片的であることから細かい値上げ時期や量などについては不明な点も。それでも一応頑張って価格を調べてみました。
ガストといえばリーズナブルさが売りのファミレスながら、昔のメニューを見てみるとハンバーグなどの肉料理やパスタ、ピザなど主要なメニューが値上げされていることが分かります。
また、かつての目玉メニューである399円の目玉焼きハンバーグを2016年に廃止し、ハンバーグのみの「ハンバーグステーキ」を2017年に449円で導入。
2023年4月の大幅メニュー改定で「THEガストハンバーグ(591~682円)」に変更するも、たった7ヶ月でお役御免となり、2023年11月から最安のハンバーグメニューとして「鉄板目玉ハンバーグ」が登場。結局目玉に戻るんかい。
この鉄板目玉ハンバーグ、ハンバーグステーキやTHEガストハンバーグより若干安い価格設定で登場したものの、ハンバーグステーキの頃のようなポテトはなくなり、ハンバーグの大きさはTHEガストハンバーグより小さくなり、味も落ちている。
そもそも、ハンバーグステーキは2021年頃まで449円だったんですよね。もう数年前だと、目玉焼きが付いた「目玉焼きハンバーグ」が399円だったからね。
それが2022年になって一気に値上げ。あんなジューシーさやふっくら感のかけらもない、スーパーなら100円で買えるレベルの“ひき肉の塊ハンバーグ”が600~700円…笑っちゃうよね。
2022年、それまで一部メニューにおいて「地方都市」と「都市部」で価格が違っていましたが、10月から「地方都市」「都市部」「超都心」の3つに分けられ、価格差もより大きくなりました。
ガストのメニューで最も人気があると思われるチーズINハンバーグは地方都市こそ699円で据え置いたものの、都市部は749円、超都心は849円と100円差に。
特にモーニングは酷く、目玉焼きセットなんて地方都市が409円なのに対し、超都心は559円。最安のトースト&ゆで卵セットは地方都市309円、超都心は459円。
また、パスタはこれまで509円で最安だった「トマトソーススパゲティ」にモッツァレラチーズを乗せて699円に。どんだけ消費者からむしり取るつもりなんだか。
潮目が変わったのは2023年。
それまでの値上げ一辺倒路線が一変、値下げで消費者を取り込もうという動きに変わってきたのです。
2023年4月のグランドメニュー改定では、それまで下2桁を99円にすることでなんとな~くお求めやすい価格を演出するというセコイ手を使っていましたが、税込で600円や750円などきりのいい価格にしつつ若干の値下げした商品が多数。
2023年11月にはチーズINハンバーグやマヨコーンピザ、山盛りポテトフライなどの人気商品を含め30品目を値下げ。2024年4月になると6割のメニューにおいて値上げするも、2022年頃に比べれば安くなっているメニューもちらほら。
それにしても…よほどの定番メニュー以外は入れ替わりが激しく、微妙に内容を変えながらこっそり値上げする姑息な手段は相変わらず。
ファミレスに入れば多くの人が頼むであろうメインメニューを値上げし利益を確保する…ま、常套手段ですな。それを客が受け入れるかどうかは別にして。299円の中華そばを廃止して凋落した幸楽苑の二の舞になればいい。
実際2021年以降、ガストを中心にすかいらーくグループのファミリーレストランを多数閉店している。新型コロナウイルスによる客数減のダメージに加え、その後の急激な値上げで消費者が離れてしまったということなのだろう。
そりゃそうだよね、実質賃金や可処分所得が減っていく中、大して美味くもないファミレスで一人1,000円とかアホらしくなってくる。
とはいえ、人件費や原材料費が上昇している状況において、ある程度の値上げは仕方ない面もあるんですけどね。ただ、給料がなかなか上がらない中でガンガン値上げされるとやはり気分は悪いもの。
一方、サイドメニューの値上げはできる限り抑えている印象があるものの、299円だった山盛りポテトフライが現在364円になっているのは痛い。超都心なんか409円だからね。
ポテトフライって「とりあえず頼んでおくか」的な万能選手。一方で店側にとっては極めて原価が安い「ドル箱」であるため、「ポテトフライで利益を確保してやろう」という思惑がシースルーですよ 。
私が高校生の頃、近くのすかいらーくがガストに替わり、メニューの安さと「ドリンクバー」という当時は目新しかったシステムに歓喜したものです。当時のファミレスは結構高かったからね。
そんな“低価格”が売りのガストもいまや中価格帯の凡庸なファミレスに成り下がり、リーズナブルなファミレスという肩書はサイゼリヤに持っていかれてしまった。実際貧乏人の私はサイゼリヤにはたまに行くがガストには一切行かなくなった。
複数回行われた値上げにより安さは消え去り、また味も決して美味しいとは言えない今現在のガストの売りや強みってなんなんだろう?
立ち位置を見失ったファミレス…そりゃ、大量閉店に追い込まれるわな。