ゆで太郎の値上げ情報

ゆで太郎の値上げ情報
運営会社 信越食品株式会社・株式会社ゆで太郎システム
店名 ゆで太郎
創業 2004年12月

もり
年月日 価格(税込)
2004年12月 220円
2008年4月~ 260円
2014年4月~ 290円
2015年3月~ 320円
2019年10月~ 340円
2021年5月~ 360円
2022年6月~ 380円
2023年1月~ 400円
2023年6月~ 430円

特もり
年月日 価格(税込)
2004年12月 500円
2008年4月~ 540円
2014年4月~ 580円
2015年3月~ 600円
2019年10月~ 620円
2020年9月時点 620円
2022年1月~ 680円
~2022年5月 700円
2022年6月~ 720円
2022年9月時点 750円
2023年1月~ 800円
2023年6月~ 870円

かけ
年月日 価格(税込)
2004年12月 220円
2008年4月~ 260円
2014年4月~ 290円
2015年3月~ 320円
2019年10月~ 340円
2021年5月~ 360円
2022年6月~ 380円
2023年1月~ 400円
2023年6月~ 430円

ざる
年月日 価格(税込)
2004年12月 320円
2006年頃~ 270円
2008年4月~ 310円
2014年4月~ 340円
2015年3月~ 370円
2019年10月~ 390円
2021年5月~ 430円
2022年6月~ 450円
2023年1月~ 470円
2023年6月~ 500円

天そば
年月日 価格(税込)
2011年12月~ 580円
2013年12月~ 550円
2014年4月~ 580円
2015年3月~ 600円
2016年~ 580円
2017年~ 680円
2019年8月時点 580円
2020年7月時点 600円
2021年5月~ 620円
2022年1月~ 700円
2022年6月~ 720円
2023年1月~ 740円
2023年6月~ 770円

かきあげそば
年月日 価格(税込)
2004年12月 340円
2008年4月~ 380円
2014年4月~ 410円
2015年3月~ 420円
2019年10月~ 440円
2021年5月~ 460円
2022年2月~ 490円
2022年6月~ 500円
2023年1月~ 520円
2023年6月~ 550円

天玉そば
年月日 価格(税込)
2004年12月 390円
2008年4月~ 430円
2013年~ 販売終了
2019年~ 490円
2021年~ 510円
2022年2月~ 540円
2022年6月~ 560円
2023年1月~ 販売終了

カレーライス
年月日 価格(税込)
2004年12月 400円
2014年4月~ 420円
2015年3月~ 400円
2017年10月~ 450円
2019年10月~ 460円
2023年6月~ 490円

かつ丼
年月日 価格(税込)
2004年12月 500円
2014年4月~ 520円
2015年3月~ 500円
2017年10月~ 650円
2018年頃~ 620円
2019年10月~ 640円
2023年6月~ 660円

かつ丼セット
年月日 価格(税込)
2004年12月~ 650円
2017年~ 680円
2019年~ 690円
2020年6月~ 700円
2021年5月~ 720円
2022年1月~ 750円
2022年6月~ 770円
2023年1月~ 800円
2023年6月~ 830円

朝セット 納豆
年月日 価格(税込)
2004年12月~ 340円
2014年4月~ 350円
2015年3月~ 360円
2019年10月~ 380円
2021年5月~ 390円
2022年6月~ 430円
2023年1月~ 450円
2023年6月~ 480円

参考サイト
公式サイト ゆで太郎
2005年 メニュー ゆで太郎 メニュー
2008年 値上げ ゆで太郎 メニュー
2014年4月 値上げ ゆで太郎 メニュー
2015年3月 値上げ ゆで太郎 メニュー
2020年6月 セット値上げ ゆで太郎 ニュースリリース
2021年5月 値上げ ゆで太郎 ニュースリリース
2022年1月 値上げ ゆで太郎 ニュースリリース
2022年2月 値上げ ゆで太郎 メニュー
2022年6月 値上げ ゆで太郎 ニュースリリース
2023年1月 値上げ ゆで太郎 ニュースリリース
2023年6月 値上げ ネタとぴ

ゆで太郎の値上げ解説

日本最大のそばチェーンである「ゆで太郎」。店舗数が多く、価格も比較的低価格に抑えられていることもあり、「今日はそばの気分かな?」という時に重宝する店である。

「ゆで太郎」と一口に言っても、創始者の会社である「信越食品株式会社」の直営店舗と、創始者の協力を得てフランチャイズ化し全国展開する「株式会社ゆで太郎システム」のフランチャイズ店舗に大別されます。

信越食品株式会社の直営店は東京都内にしか存在せず、メニューや価格も微妙に異なります。ここでは全国展開する株式会社ゆで太郎システムのフランチャイズ店の価格を取り上げる方向で。

ゆで太郎のフランチャイズ1号店が登場したのは2004年。その当時の「もり」「かけ」の価格は税込220円。「かきあげそば」340円、そば3倍の「特もりそば」が500円など、現在では考えられないほどリーズナブルでした。

もりやかけが260円くらいまでは、安さをアピールするため看板に価格を表示していたんですよね。

もり・かけが220円、260円時代のゆで太郎の看板

現在それをやめた理由は、低価格を売りにできなくなったことに加え、値上げが常態化し看板の付け替えコストが気になりだした…といったところか。

ゆで太郎システムのフランチャイズ1号店が出店した2004年に220円だった「もり・かけ」は、2008年に260円に値上げ。2014年に290円になり、2015年320円、2019年340円、2021年360円、2022年380円、2023年1月400円、2023年6月には430円に値上げしています。

人気の「かきあげそば」「天玉そば」も値上げが激しく、2004年に340円だったかきあげそばは段階的に値上げされ現在550円、390円だった天玉そばは560円になり、2023年のメニュー改定で姿を消しています。

「天そば」もそれなりに値上げされているものの、値下げされる場面も散見。季節や年によって天ぷらの具材が変わっていることが影響しているのかもしれません。

一方で「カレーライス」や「かつ丼」は、そばに比べれば相対的に値上げは抑えられている印象。これらの原材料の値上がりは。小麦やそば粉に比べ穏やかに推移しているということなのでしょう。

ゆで太郎の経営理念として「美味しいおそばをできるだけ安く」というものがあります。だからこその220円だったのだろう。

しかし、フランチャイズ展開が広がりを見せ、規模が大きくなるにしたがってガンガン値上げ…

「美味しいものを安く」という当初の理念に嘘偽りはないとしても、フランチャイザーとして規模が大きくなるにしたがって徐々に「金儲け」にシフトしている点は、「一本堂」や「いきなりステーキ」とまったく同じ流れだな。

ただね、ゆで太郎のそばのそば粉割合は55%らしい。小麦粉に比べ明らかにコストがかかるそば粉をこれだけの割合配合して、この価格に抑えている点は十分評価に値するかと。そば粉ってホント高いんだよね…

十割そばや二八そばほどではないにしても、それなりの割合でそば粉を使用し、かつ低価格で提供している点に魅力が集約しているゆで太郎のそば。

その割にあんまり美味しくないんだよねぇ…(個人的な感想です)

本来そばの香りを楽しむものである「かけ」や「ざる」などの冷たいそばを食べてもそばの香りはほとんど感じないし、温かいそばはつゆが微妙…

原価を3割未満に抑えるのがセオリーの外食において、400円500円で上質なそばを食べようと考える点に無理があるのは分かってるよ。でもこれだけ値上げしているのだから、もうちょっとどうにかならないもんか?

そこへいくと、そば処吉野家は十割そばが400円強で食べられる。当然ながら味はゆで太郎とは比べ物にならないくらい美味しい。

にもかかわらず、そば処吉野家も一時30店舗超だったものが、現在一桁台に減っているし、二八そばを安価で提供していた松屋系列のそば店「松そば」は撤退してしまった。

十割そばや二八そばを低価格で提供するというのは、ビジネス的には厳しいということなのかもしれない。「そば処吉野家が良い」といっても店舗自体がレアだから、「結局はゆで太郎に…」となってしまうのか。

松そばやそば処吉野家が苦戦する一方、ゆで太郎が躍進しているということは、ゆで太郎の「もり・かけ430円」はしっかりがっつり利益が乗っているのだろう。フランチャイズだから本部へのロイヤリティも含まれているだろうし。

…なんか、一気にお得感が失せてきたな。

そばの風味がほとんどなく、つゆも微妙なゆで太郎の五割そばに430円出すくらいなら、割り切って山田うどんの370円のそばで十分じゃね?

いや、むしろスーパーなどで30円前後で売っている、コシやそばの風味など皆無の“へろへろ麺”袋ゆでそばで十分じゃね? ま、あれを「そば」と呼ぶことには抵抗を感じるがな。「そば風冷や麦」といったところか。

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