メビウス(旧マイルドセブン)の値上げ情報
メーカー | 日本たばこ産業(JT) |
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商品名 | メビウス(旧マイルドセブン) |
発売日 | 1977年6月(名称変更は2013年) |
メビウス全銘柄 | ||
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年月日 | 価格(税込) | |
1977年6月~ | 150円 | |
1980年4月~ | 180円 | |
1983年5月~ | 200円 | |
1986年5月~ | 220円 | |
1997年4月~ | 230円 | |
1998年12月~ | 250円 | |
2003年7月~ | 270円 | |
2006年7月~ | 300円 | |
2010年10月~ | 410円 | |
2014年4月~ | 430円 | |
2016年4月~ | 440円 | |
2018年10月~ | 480円 | |
2019年10月~ | 490円 | |
2020年10月~ | 540円 | |
2021年10月~ | 580円 |
メビウス(旧マイルドセブン)の値上げ解説
メビウス(旧マイルドセブン)といえば、たばこの人気銘柄トップ10の中に5~6銘柄がランクインするほどの人気商品。日本においてたばこの王様と言っても過言ではないでしょう。
それだけにメビウスファミリーの数は非常に多く、オーソドックスなタール10mgのメビウスオリジナルを筆頭に8mg、6mg、3mg、1mgと小刻みに存在し、そこにロングの100'sやメンソールなどなど…約40銘柄も存在する。もうアホじゃないかと。
とはいえ、これだけメビウスを乱発しているにもかかわらずシリーズで価格を統一しているのは分かりやすく安心感がある。「ちょっと別のメビウス銘柄を試してみようかな~」なんて気になる人もいるかもしれない。
過去からの値上げっぷりは他のタバコ同様えげつない。その多くはたばこ税の増税によるものではあるものの、増税に合わせてJTや販売店の利益を上乗せしているのも見逃せない。
価格の推移に目を向けると、10~20円程度の小刻みな値上げが基本。しかし2010年10月のたばこ税大増税時には300円から一気に410円へ。ここで禁煙にトライしたという人も多いのではないでしょうか。成功したかどうかはあえて聞かないが。
その後も値上げは続き、2014年に430円、2016年には440円に。そして2018年からは怒涛の3年連続値上げにより、2018年40円、2019年10円、2020年50円と3年で計100円の値上げにより価格は540円へ。
2021年10月のたばこ税増税により580円に値上げし現在に至ります。
2020年の50円値上げ、2021年の40円値上げのどちらも、1本につき1円の増税だったことを忘れてはならない。両年とも増税分は1箱20円だったにもかかわらず、JTはがっつり利益を乗せてきたわけだ。
JTは「品質やブランド価値維持のため」としているが、たばこをやめられない人からお金を吸い上げようという魂胆は丸見え。たばこをやめる人が続出して減った利益を、やめられない人からがっぽり徴収する的な。うんざりですね。
この容赦ない値上げでたばこをやめる人がどのくらい増えるか興味は尽きない。
新型コロナウイルスで自宅時間が増えたばこを吸う本数が増えたなんて話を耳にするし、一方で喫煙習慣がコロナ重症化を招くなんて研究結果もあり、そこに値上げが重なってどうなるのか注視していきたい。
メビウスが250円だった1998年当時と現在の物価指数はほぼ同じ。にもかかわらずメビウスの値段は約2倍になっている。っ収入は大して増えていないし様々な増税の影響もあって可処分所得は減っているというのに…だ。
それでもメビウスは日本のタバコの中では比較的安い銘柄。とはいえ1日1箱吸えば1ヶ月15,000円の出費だがな。安めの軽自動車やコンパクトカーが新車フルローンで買えそうな額。ちょっと恐ろしいですね。