IQOS専用スティック「ヒーツ」の値上げ情報
メーカー | フィリップモリスジャパン |
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商品名 | HEETS(ヒーツ) |
発売日 | 2019年1月 |
HEETS(ヒーツ) | ||
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年月日 | 価格(税込) | |
2019年1月~ | 470円 | |
2020年10月~ | 500円 | |
2021年10月~ | 530円 | |
2022年10月~ | 550円 |
参考サイト | |
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公式サイト | IQOS(アイコス)公式サイト |
2019年 470円 | フィリップモリスジャパン プレスリリース |
2020年 500円に値上げ | フィリップモリスジャパン プレスリリース |
2021年 530円に値上げ | フィリップモリスジャパン プレスリリース |
2022年 550円に値上げ | フィリップモリスジャパン プレスリリース |
アイコス専用スティック「ヒーツ」の値上げ解説
IQOS(アイコス)が発売された2015年以降、専用スティックはマールボロ ヒートスティックのみの展開でしたが、2019年1月になって新たなブランドが追加されました。それが「HEETS(ヒーツ)」です。
メーカー側もどんどん高くなっていくたばこやたばこ税に危機感を持ったのか、ヒーツの発売時の価格はマールボロ ヒートスティック(500円)より30円安い470円となっており、吸う本数が多いヘビースモーカーを中心に支持を集めました。
興味深いのは、ヒーツが発売された2019年の10月にたばこ税が増税となり、紙巻きたばこはもちろんマールボロ ヒートスティックが500円から520円に値上げされる一方、HEETS(ヒーツ)は価格を据え置いたこと。
単純に考えれば増税分値下げしたことになりますよね。ま、ヒーツ発売時点で同年のたばこ税増税は分かっていたことなので、「価格を据え置いてお得感を演出する」という前提での470円という価格設定だったのかもしれませんが。
これによりマールボロ ヒートスティックとの価格差は50円に広がったため、ここでヒーツに乗り換えた人も多いのではないでしょうか。
2020年のたばこ税増税時はさすがに据え置きとはならず、それまでの1箱470円から500円に値上げしています。マールボロ ヒートスティックが550円になったため、50円の価格差は相変わらず。
2021年にも1箱当たり20円の増税が行われ、HEETS(ヒーツ)は530円に。ちなみにマールボロ ヒートスティックも30円高くなって580円に値上げ。
「1箱20円の増税なのに、なんで30円値上げするんだよ!」と感じる人もいるでしょう。そっくりそのまんまたばこメーカー各社に苦情出してやれ。
さらに2022年10月には20円値上げして550円に。マールボロ ヒートスティックも20円値上げで600円になったことから、この「50円差」はなにがなんでも維持する方向らしい。
余談だが、最新デバイスである「IQOS ILUMA」向けのヒートスティックである「テリア」「センティア」は、当初マールボロやヒーツと同じ幅の値上げを発表していたものの、その後一転して据え置きに。
ILUMAを普及させたい意図があるのだろう。
ヒーツはマールボロに比べ安いとはいえ1箱550円…はっきり言って高いよね。一般的にはマールボロ ヒートスティックの方が質が高く美味しいと感じる人が多く、そこに50円の価値を見出せるかどうか。ビールと発泡酒の立ち位置に似ているかもしれない。
「わかばとかエコーとかでも全然平気だったよ」という猛者には迷わずHEETS(ヒーツ)をおすすめする。
マールボロ ヒートスティックを吸っている人から「何吸ってんの?」と聞かれて、小声で「ひ、ヒーツ…」と答えるのに抵抗がある人は、素直にマールボロ ヒートスティックを選ぶべき。
50円のためにヒーツを吸って卑屈になるのは馬鹿らしい。(うまいこと言った)