鳥貴族の値上げ情報
運営会社 | 株式会社鳥貴族 |
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店名 | 鳥貴族 |
創業 | 1985年 |
全メニュー | |
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年月日 | 価格 |
~2017年9月 | 280円(税抜) |
2017年10月~ | 298円(税抜) |
2022年4月~ | 319円(税抜) 350円(税込) |
2023年5月~ | 328円(税抜) 360円(税込) |
トリキ晩餐会(旧28とりパーティー) | |
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年月日 | 価格 |
~2017年9月 | 2,800円(税抜) |
2017年10月~ | 2,980円(税抜) |
2022年4月~ | 3,182円(税抜) 3,500円(税込) |
2023年5月~ | 3,273円(税抜) 3,600円(税込) |
年月日 | 参考サイト |
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2017年6月 | 大倉忠司社長インタビュー |
2017年10月 税別298円に値上げ | 鳥貴族 最新情報 |
2022年4月 350円に値上げ | 鳥貴族 新着情報 |
2023年5月 360円に値上げ | 鳥貴族 新着情報 |
鳥貴族の値上げの解説
居酒屋チェーンの中でも最多の店舗数を誇るのが鳥貴族。その特徴はなんといっても全メニュー均一価格という点。ドリンクも料理もすべてが同じ値段ということもあり安心感がある。
創業時は150~350円と幅があった鳥貴族の価格。その後分かりやすい均一価格を取り入れたことで躍進し、税抜280円の均一価格により大成功を収めました。
しかし2017年10月にこれまでの280円から298円に値上げ。同時に2時間食べ放題・飲み放題の「トリキ晩餐会(旧28とりパーティー)」も税抜2,800円から税抜2,980円へ。理由はお決まりの人件費、原材料高の影響です。
均一価格であるがゆえに値上げの際は全品一斉値上げとなるのは想像に難くなく、そのインパクトたるや鳥貴族の経営陣の予想を上回っていたらしい。値上げ後の業績は大きく落ち込んでしまっています。
某芸能事務所の某ジャ二∞メンバー某大倉さんの父親でもある某鳥貴族社長は判断を見誤ったのかもしれません。
その後業績は徐々に回復するも、2020年に新型コロナウイルスの影響をもろに受け再び苦境に。加えて原材料価格や人件費、水道光熱費の高騰が重なり、2022年4月にはそれまでの税込327円から350円(税別319円)へと値上げを行います。
さらに2023年5月からは税込360円(税別328円)に。
2017年の値上げ以前に比べ48円値上げされたわけだけど、10品頼んだところで480円の負担増です。他の飲食店や居酒屋の豪快な値上げっぷりや、飲み会の出費の大きさを考えたら、鳥貴族は頑張って値上げ幅を抑えている気もする。
ただね、税込294円の頃と現在の栄養成分表を見比べてみると、また別の側面が見えてくる。以下に2014年と2023年主要メニューの栄養成分表を掲載してみる。比較しやすいよう原材料を省いたりメニューの順番を入れ替えたりしています。
2014年の栄養成分表は主に脂質の項目で若干不可解な数値が存在するものの、カロリーやたんぱく質などの数値から大半のメニューで量が減っていることが分かる。ただ、手羽先だけは現在の方が多いのかな?
価格だけを見れば、創業当初の税別280円から現在の328円まで48円しか値上げしていないものの、メニュー1品1品の量も減らしているとすれば、さほど良心的とは言えないのかもしれない。
お菓子や日用品など内容量がはっきりしている商品と違い、飲食店などのメニューは量の増減が分かりにくい。それを逆手にとって量を減らしているとすれば、それこそ質の悪いステルス値上げである。
私は近くに鳥貴族の店舗がないため、ほとんど行く機会はない。可能であれば、280円時代から足しげく通っている貴族の方々に「料理の量、少なくなった?」と聞いてみたいものだ。