ライオン 部屋干しトップのステルス値上げ情報
メーカー | ライオン株式会社 |
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商品名 | 部屋干しトップ |
発売日 | 2001年10月 |
年月日 | 内容量 | 最小使用量 (水30L) |
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2001年10月~ | 1.2kg | 15g |
2005年3月~ | 1.1kg | 20g |
2009年4月~ | 1kg | 20g |
2012年3月~ | 1kg | 25g |
2013年9月~ | 900g | 25g |
2019年4月~ | 900g | 30g |
ライオン 部屋干しトップのステルス値上げ解説
ライオンの衣料用洗剤トップの派生商品である部屋干しトップ。トップ同様激しいステルス値上げを行っている商品といえます。
2001年、当時のトップと同じ1.2kgの内容量で登場した部屋干しトップ。確認はできなかったものの水30Lに対する最低使用量もトップ同様に15gであったと推測されます。違ったらごめんなさい。
その後の内容量減少や使用量の増加は本家トップとほぼ同じタイミングで行われています。2005年には1.1kg、2009年に1kg、2013年に900gへと、約4年ごとに100gずつステルス値上げ。オリンピック気取りか?
加えて水30Lに対する使用量は2005年時点で20g、2012年に25g、2019年には30gに増えています。こっちは7年周期。
内容量を段階的に減少させる一方で使用量は段階的に増えているのだから、1箱あたりの使用回数はものすごい勢いで減っていくことに。2005年まで1箱80回使えたものが、たった15年で30回にまで減っている。
生活の変化により若い世代を中心に部屋干しが増え、そのニーズに応えて部屋干しトップを開発したのは良い着眼点だと思います。しかしこれだけ豪快なステルス値上げは消費者を馬鹿にしすぎ。
そもそも、除菌力アップや洗浄力アップ、新酵素配合など技術力の向上をアピールしているのに1回の使用量は増加する一方ってどういうことなんだ?使用量を増やさないと除菌力や洗浄力が維持できないならむしろ劣化してるじゃん。
消費サイクルを短くすることにより早いペースで商品を買わせようという目的で意図的に洗浄力を落としたり使用量を増やしたりしているのか?…そんな穿った見方すらしてしまう。仮にそうだとするならクソみたいなメーカーだな。
ちなみにライバルである花王のアタックやニュービーズも内容量は確実に減少しているものの、洗浄力の向上により1回の使用量を徐々に減らし使用回数の維持に努める。一方ライオンの主要な粉末洗剤は使用量が増えている。非常に対照的だね。
ただ、消臭力に関してはライオンに一日の長がある印象。衣類の臭いが気になるなら部屋干しトップや消臭ブルーダイヤ、洗浄力を重視するならアタック、総合的なコスパで特売のニュービーズという使い分けがベターか。