ライオン トップのステルス値上げ情報

ライオン トッププラチナクリアのステルス値上げ情報
メーカー ライオン株式会社
商品名 トップ プラチナクリア
発売日 1956年

年月日 内容量 最小使用量
(水30L)
1988年~ 1.5kg 25g
1995年2月~ 1.2kg 20g
1996年~ 1.2kg 15g
2005年4月~ 1.1kg 20g
2009年3月~ 1kg 20g
2012年3月~ 1kg 25g
2014年2月~ 900g 25g
2019年4月~ 900g 30g

ライオン トップのステルス値上げ解説

ライオンの洗濯洗剤の中でも旗艦的な位置にあるトップ。そう、皆さんご存知(?)の「酵素パワーのタァォーーップ!」である。

昭和中期から販売されているトップは紆余曲折を経て1998年にコンパクト洗剤化。その時の商品名は「Hiトップ」であり内容量は1.5kgでした。

1995年には洗浄力の向上を理由に水30Lに対する使用量を25gから20gに減らしたうえで内容量を1.5kgから1.2kgへ。そのため使用回数自体は60回を維持しています。

そして翌1996年には名称を「スーパートップ」に。タンパク質分解酵素の活性化を高めたことにより使用量は従来の20gから15gへ改められました。つまり1箱で80回使えることに。トップすげー。

しかしそんな良心的な改良もここまで。2005年には内容量を1.1kgに減らしたうえで最低使用量を20gに引き上げ。これまで1箱で80回使用できたものがいきなり55回に減らされましたよ。

2009年には内容量が1kgになり、2011年に商品名を「トップ プラチナクリア」に改称。そして2012年には最低使用量がさらに引き上げられ25gへ。追い打ちをかけるように2014年には内容量を900gにステルス値上げしています。

そして2019年には最低使用量が30gに。2005年まで1箱で80回使えたトップも現在は30回ですよ。当時より洗浄力は上がっているだろうし水に素早く溶けるようにもなっているであろう。

しかしここまで豪快なステルス値上げも珍しい。内容量を減らす一方で最低使用量を増やしていくって…商品を頻繁に買ってもらおうという経営判断?はたまた無能を晒しているだけなのか?

トップと同じくライオンが販売しているブルーダイヤや部屋干しトップも同様に最低使用量が徐々に引き上げられた商品のひとつ。ライバルである花王のアタックが最低使用量を徐々に減らしているのとは対照的。

まあその分アタックより安いんだが…多量に使わないと洗浄力を維持できない技術力の低さを価格の安さでカバーしている印象は拭えない。

アタックの後塵を拝しトップがトップを取れない理由はそこなのかなぁ…

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