郵便料金の値上げ情報

郵便料金の値上げ情報
運営会社 日本郵政株式会社
サービス名 郵便事業
郵便事業開始 1871年

郵便物全般(明治4~5年)
年月日 郵便料金 備考
1871年
(明治4年)
100文
(5匁まで)
東京~静岡間 500文
東京~名古屋間 1,100文
東京~大阪間 1,500文
※1匁(もんめ)=3.75g
※100文=1銭
1872年
(明治5年)
100文
(2匁まで)
~25里 100文
~50里 200文
~100里 300文
~200里 400文
200里超 500文
※1里=3.92km

はがき・手紙
年月日 はがき 手紙
1873年
(明治6年)
1銭 2銭
1899年
(明治32年)
1.5銭 3銭
1937年 2銭 4銭
1942年 2銭 5銭
1944年 3銭 7銭
1945年 5銭 10銭
1946年 15銭 30銭
1947年 50銭 1円20銭
1948年 2円 5円
1951年 5円 10円
1966年 7円 15円
1972年 10円 20円
1976年 20円 50円
1981年1月 30円 60円
1981年4月 40円 60円
1989年 41円 62円
1994年 50円 80円
2014年 52円 82円
2017年 62円 82円
2019年 63円 84円

郵便料金の値上げ解説

携帯電話やメール、LINEなどの普及で存在感が薄くなった感があるはがきや手紙。しかしかつてはこういった郵便物が重要な連絡手段であった時代もあるのです。そんなはがきや手紙の郵便料金がどう値上げされてきたのか見てみましょう。

郵便制度ができたのは1871年(明治4年)。当時のお金の単位は「文(もん)」や「貫(かん)」。今の単位に直すと「100文=1銭」「1貫=10銭」ということになります。

ちなみに重さの単位は「匁(もんめ)」や「貫」。こっちも貫かよ。お金の単位では「1000文=1貫」、重さの単位では「1000匁=1貫」であったことから、現在の「キロ(k)」に近い扱いだったのかもしれない。

郵便料金が全国均一となりはがきが導入された1873年に手紙(封書)2銭、はがき1銭となってから1899年までの26年間は価格据え置き、1899年に手紙3銭、はがき1.5銭になり、その後1937年まで38年間据え置かれます。

明治~大正~昭和初期はそれだけ物価が安定していたということか。

状況が大きく変わるのは終戦を迎えた1945年以降。怒涛の郵便料金値上げラッシュが起こります。戦後から1980年くらいまでの日本の物価上昇はかなり急激だったことから、それに合わせて郵便料金も値上げしていくことに。

特に1945年から1948年までの3年間は郵便料金が毎年3~4倍になっていたのだから恐ろしい。3年間ではがきは40倍、てがみは50倍。実際1945年から1949年までの4年間で物価は約70倍になっているとのこと。ハイパーインフレですね。

その後郵便料金の上昇スピードは緩やかになり、1980年以降は安定していきます。1989年のバブル崩壊以降日本の景気が停滞、デフレ時代に突入したことによる後ろ向きな安定とも取れますが…

その間、消費税の導入や増税に合わせて1円や2円値上がりし中途半端な料金に。それにより手元にあった切手やはがきに1円や2円の切手を貼り増ししなければならないというアホらしい作業が全国で大発生。

まあそれは郵便料金が値上げされるたびに繰り返されてきたことなんだろうけど、1円とか2円とかの細かい端数のために切手を買ってペロペロレロレロして貼って…という作業が見合わないというか…かなりの経済損失よね。

全国で何トンの唾液がこれに消費されたのだろう?(どうでもいい)

企業や国、自治体からの連絡はいまだ郵便が主ですし、通信販売の普及により小包や荷物の量は確実に増えています。ただ、個人が郵便を使う頻度は明らかに減りましたよね。

私もここ数年ペロペロした記憶がない。友達いないし人間関係も希薄だから年賀状も送らない。こんな孤独な人間にとって郵便料金の値上げなど些細な問題である。

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